Electronics

2008.07.31

塩ビパイプとガムテープで作ったカヌー

Text by kanai

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Benより-

ほんの小さな思いつきも、その気になれば命が吹き込まれます。近くの湖でボート釣りをしたいと願う気持ちとアメリカ人の創意工夫魂があれば実現します。Build a boat out of things American, Duct Tape, PVC pipe, and plastic(英語)
私はずっと、岸からではなく、ボートから岸に向かってキャストしたいと思ってました。機械エンジニアである私は、あれこれいろいろな方法を模索し、数年が経過したところで、スキンカヤックにしようと決断しました。決定案は木製のフレームにファブリックのスキンというものでしたが、さらに別の方式はないものかと考えつつ、バルサとティッシュペーパーで18フィート級カヤックの模型を作りました。そして、試作品にはお金と時間をかけたくなかったので、このデザインに従って実物を素早く簡単に作れる方法を考えました。
さらにまたアイデアが二転三転した後、私は息子のダニエルと共に、塩ビパイプでフレームを組み、ガムテープでそれを補強して、工事用ビニールシートをスキンに使って試作することにしました。そのため、最初の設計は10フィート(約3メートル)の塩ビパイプを基本にしたものに落ち着きました。近くの店では10フィートのパイプしか置いてなかったからです。しかし、目的はあくまでも釣りなので、短くて幅が広いボートのほうが使い勝手は良いはずです。
最初の試作ボートを水に浮かべたのが2007年の夏でした。しかし、予定していたより沈み込みがやや深いことがわかりました。次の設計では、竜骨の形状はそのままで、幅を30インチ(約76センチ)から36インチ(約90センチ)に拡張しました。どちらのボートも25ドル以内で作れました。幅を広げたとき、同時に、塩ビパイプで作ったブラケットで塩ビパイプを組み立てる方式を取り入れました。元の設計のときにガムテープによって2つの継ぎ手がわずかにずれてしまったため、各部品を正しい位置で固定できるようにしたかったからです。

– Phillip Torrone
原文