Kids

2011.07.29

人がどのように物を見ているかを描くレゴロボット

Text by tamura

Makers & Spectators” は、人の視覚と、人がどのように物を見ているかを表現するものです。オランダのアイントホーフェンにある現代美術とデザインのためのスペースMUに展示されました。ロッテルダム出身のデザイナー、Christien Meindertsmaの作品です。
私は彼女との共同で、人が物を見る仕組みを再現するインスタレーションを製作しました。お客さんにいろいろな写真を見てもらい、そのときの目の動きをトレースして記録します。積み重ねた紙の上で、天井から吊したロボットが、お客さんの目の動きを模して紙に点を打っていきます。こうして、ひとつの画像が、人それぞれの見方によっていろいろに変化することが、大きな紙の上に表現されます。
インスタレーションのサイズは6×6メートルあり、ロボットは主にレゴで作られています。レゴはもともと子どものオモチャですが、使いようでは、本来の目的をはるかに超える仕事をしてくれます。

We Make Money Not Artより]
– John Baichtal
原文