Kids

2012.03.19

退屈している暇があったら何かやれ

Text by kanai


World Maker FaireのJoey Hudy。写真提供:Aaron Fedor/Cognizant Technology Solutions
Joey Hudyのホワイトハウス訪問は大統領に大きな感銘を与えた。Joeyが披露した Extreme Marshmallow Cannonもさることながら、大統領の驚きは、名言入りの彼の名刺にあった。これは本日発表された、ホワイトハウスのイベントに関するオバマ大統領の感想だ。

最後に、数週間前、まさにこの部屋と隣の部屋で開かれた私の大好きなイベント、ホワイトハウス・サイエンスフェアについて話そう。たくさんの州から招待した学生諸君が、あらゆる科学分野の発見に満ちたプロジェクトを発表してくれた。
そのなかに、テキサスの子供たちのグループがあった。テキサスでもっとも貧しい地区から来たラテン系の若い女性たちだが、ロケット大会で優勝している。彼女たちは大変に優秀だ。なぜなら、ロケットを1基買えるだけの予算しかなかったためテスト飛行もできず、頑張るしかなかったからだ(笑)。大会に出場するための旅費は、両親たちが手作り菓子の即売会で作ってくれた。
ロングアイランドから来た若い女性もいた。イガイの研究をしていて、海洋写真家を目指している。彼女はホームレスだったときにIntel Science Awardを受賞した。彼女の家族は家を失い、自分も家族も車がなく、家族の長椅子の上で生活を送っていた。それでも、志を捨てずに素晴らしい結果を出した。
一人の少年がいた。アリゾナ州のJoey Hudyは、もっとも大きな関心を呼んだ子供だった。私に強力なマシュマロ砲を撃たせてくれたからだ(笑)。まさにこの部屋で撃った。ここからだ。ポンプを押すと、あの照明に危うく当たるところだった(笑)。とても楽しかった(笑)。マシュマロ砲もすごかったが、Joeyはもっと大きな驚きを私に与えてくれた。彼はすでに自分の名刺を持っていたのだ。彼はまだ14歳だ。彼は全員に名刺を配った。私にもだ(笑)。彼は我々の限られた官僚ポストの名簿に載っている(笑)。
彼の名刺の名前の下には、簡単なモットーが書いてあった。「Don’t be bored, do something.」(退屈している暇があれば何かやれ)、退屈してる暇があれば、何か作れと。
この国には、Joey のように大きな夢を抱きながら、何かをしたり作ったりしている子供たちが大勢いる。私たちは、彼らの夢を叶えてやりたい。彼らは賢明に働くことを厭わない。彼らには目的に向かってどこまでも進む覚悟がある。そして私たちには、彼らを躍進させる責任がある。それができたなら、私たちの未来は、私たち全員が満足できるだけの明るいものになると強く確信している。
そしてこれが、みなさんに協力を願いたいことだ。私たちの教育システムをよりよくするためのアイデアがあれば、今、ぜひうかがいたい。アーン・ダンカンが教育長官でいる間、そして私が大統領でいる残り任期の間も、聞かせてほしい。

ということで、物作りについて、そしてそれが教育にもたらすものについて、みんなで語り合おう。Joey、よくやったぞ。
– Dale Dougherty
原文