Fabrication

2012.03.07

ジェット時代を築いたマシン

Text by kanai


巨大マシンが好きなら……嫌いな人はいないと思うけど…… Tim HeffernanのBoing Boingの記事は見逃せない

上の写真のものすごい機械は、世界最大級の型鋳造鍛造機だ(左下に立っている人たちと大きさを比べてみてほしい)。これを含む数台の巨大鋳造鍛造機は、アメリカ政府が建造したもので、「ヘビープレスプログラム」と呼ばれる、遠い昔の戦略に基づくものだった。大きさは9階建てのビルの高さに匹敵する(そのうち4階分は地下に潜っている)。重量は7200トン。5万トンの力でプレスでき、Vulcanのワッフルマシンのように、金属の塊を吸い込んで強力な顎で噛みついてバターのように溶かしてしまう。


使用前のチタン合金の厚板(左)と、The Fiftyの使用後。
Timは「ヘビープレスプログラム」の本を執筆中だが、最近、ALCOAの5万トン級型鋳造鍛造機(別名The Fifty)の記事をThe Atlanticに書いている。Boing Boingに掲載されたその追加記事では、ヘビープレスプログラムによってThe Fiftyが生まれ、The Fiftyによって戦後のアメリカ工業の発展が生まれたと書かれている。興味深い記事だ。 [ありがとう、Jake!]
– Sean Ragan
原文