Electronics

2012.12.27

小さな再構成可能ロボット

Text by kanai


1cmのコンポーネントから構成されるモジュラーロボットは、互いに結合して複雑な構造を作り出す。いつかタンパク質を使って極小マシンを作るというコンセプトに基づいているクールなロボットプロジェクトがMITで進んでいたのだ。知ってた?

このデバイスは、工作室の引き出しに転がっていた金属の輪や板で作ったイモムシサイズの何かのようで、大したものには見えません。しかし、この背景にあるテクノロジーと、長い目で見た可能性には非常に大きなものがあります。
これはmilli-moteinと言います。ミリメーターサイズのコンポーネントと、いろいろに折れ曲がることで、ほとんどあらゆる形状を形作ることができるタンパク質からヒントを得たモーター駆動のデザインを掛け合わせた名前です。
これを思いついたのは、MITのCenter for Bits and Atomsの所長 Neil Gershenfeld、客員研究員のAra Knaian、そして大学院生のKenneth Cheungです。2012 Intelligent Robots and Systems会議で発表された論文で紹介されています。Gershenfeldによると、鍵となる機能は、「実質的に1本の連続体から構成される一次元ロボットで、従来型の可動部分を必要とせず、折り曲げることで任意の形状を作ることができる」ことです。

– John Baichtal
原文