Fabrication

2013.06.06

平和のための3Dプリントコンテスト

Text by kanai

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ミシガン大学素材科学および工学部は、3Dプリントコミュニティに向けて面白い挑戦をしてきた。3D Printers for Peace Contest(平和のための3Dプリンターコンテスト)だ。そのサイトから引用しよう。

3Dプリントは世界を変える。不幸なことに3Dプリントで作れるものと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、銃です。私たちは、人生を抹殺するものではなく、人生をよりよくするためのデザインを称賛したいと思っています。

平和のためのプリンターコンテストとは?

私たちは、3Dプリントコミュニティに対して、平和を促進するデザインを募集します。これはオープンなコンテストです。マザー・テレサが、マーチン・ルーサー・キングが、ガンジーが、もし3Dプリンターが使えたなら何を作るだろうかと考えてください。

∗低価格なメディア機器
∗人々を貧困から救うツール
∗民族衝突をなくすデザイン
∗エネルギー効率の向上または再生可能エネルギーを促進するオブジェクト
∗軍事衝突をなくし、すべての人が安全になるためのツール
∗持続性のある経済発展を促すもの(たとえば食糧難を解決する発展途上国に適した技術など)

上の写真はその一例だ。Emma Lavelleは、発育不全の両腕を、3DプリントしたABSの外骨格を装着して使えるようになった。WREXは、ヒンジ付きの金属棒と抵抗性輪ゴムを使うことで、筋肉の発育不全を抱える人の腕を、かなり自由に動かせるようにする。オリジナルのWREXは、機械加工した部品を使い、6歳の子供にも対応していたのだが、Emmaのような小さな子供のために、3Dプリンターを使えば、より小さく軽いものを作れるとわかった。プリントは、Stratasys Dimension 3Dプリンターで行われた。ABS製の外骨格は、カスタマイズや微調整が簡単にできる。

コンテストの応募締め切りは、2013年9月1日。勝者は9月4日に発表される。一等賞品は、完成品のType A Series 1 3Dプリンター。二等賞品は、ミシガン大学MOST版のRepRap Prusa Mendel 3Dプリンターキット。三等賞品はMatterHackersのフィラメントサンプルの詰め合わせだ。

– Goli Mohammadi

原文