Electronics

2013.06.18

層ではなく曲線をプリントする

Text by kanai

mataerial-3d-printer-3

Mataerial 3Dプリンター

Mataerialは、まさに型破りな3Dプリンターだ。

他の3Dプリンターと同様、このプロトタイプも加算型だ。しかし、共通点はそこまで。決められた作業台の上に層を重ねていくのではなく、ロボットアームを使って素材を素早く結束し、優雅に曲げていろいろな形状を作る。縦に横にだ。

これは、大型のロボット版、3Doodler(プラスティックのフィラメントを使って自由に3Dオブジェクトを描けるペン)といったところ。

スペインのInstitute for Advanced Architecture of CataloniaのPetr NovikovとSaša Jokićと、アムステルダムのJoris Laarman StudioがこのMataerialを開発した。彼らはこの製造方式に「反重力オブジェクトモデリング」というたいそうな名前を付けた。

もうひとつ重要な機能として、デバイスに染料を流し込むことでプリントの途中でも素材の色を変えられるというものがある。

この新技術のウェブサイトはドラマチックだ。この機械が作動しているところのビデオには目を奪われる。だが詳細は乏しい。いつ発売されるかわからないし、価格も不明だ。このパラダイムシフトをもたらすアプローチに「請うご期待」と、単に注目を集めるのが目的のようだ。

期待してるぞ!

原文