Crafts

2013.10.22

絵でストーリーを綴る

Text by kanai

Heather in front of a graphic she drew for Ivan Poupyrev's talk on "Hacking the Unhackable" on Saturday.

土曜日に行われたIvan Poupyrevのトーク、Hacking the Unhackableの内容を表した絵の前に立つHeather。

The graphics from David Lang's "Zero to Maker" talk on Sunday.

日曜日に行われたDavid Langのトーク、Zero to Makerの内容を表した絵。

World Maker Faireでは、ImageThinkのチーム(Heather Willems、Nora Herting、Virginia Montgomery、Yao Xiao)がInnovation Stageで行われたトークの内容をその場で絵にしてくれた。ハイスピード描画により各トークや討論の内容をグラフィカルに記録することで、会話の流れが見えるようになる。人は、絵で物を考え、会話の中のメタファーに耳を傾け、それを映像化する。この技によって、複雑な考えをまとめることができる。ローテクだけど、ハイインパクトな手法だ。

The tower of drawings from the Innovation Stage
Innovation Stageの絵のタワー。

Maker Faireのあと、私はHeather Willemsに会い、ImageThinkのこと、Maker Faireのこと、そして彼女がどのようにあれをやっているのかを聞いた。

Maker Faireと他のカンファレンスとの違いをどう思いますか?

Maker Faireには、新しい新鮮なアイデアがたくさんあります。世代にこだわらない強力な共有と協調の精神もあります。それがすごくエキサイティングなところです。

語られている話の専門家ではないのに、どうやって絵を描くのですか?

技術系の人たちには、いつもそう聞かれます。とくに技術の話では、私たちは、その題材を燃え上がらせる物語、意欲、情熱を探し出します。たとえばRaspberry Piの場合、技術公開、教育、子供にプログラミングを教えることに彼らは意欲を示しています。私たちが伝えようとするのは、そこにある物語です。彼らの話のなかで、人々が覚えておきたい点は、そこにあるのです。

絵の中には、いつも隠れキャラがいるのですか?

私はいつも、どこかに自分の犬を描こうと思っています。昨日は、あらゆるものをハックするという討論が行われていましたが、「植物から動物まで」と聞いて、やった! 犬が描ける、と思いました。自分が楽しむためにやっているのですからね。

– Alasdair Allan

原文