Electronics

2014.05.23

littleBits用Arduinoモジュール登場

Text by kanai

スナップ式で組み立てて遊べる電子プラットフォーム、littleBitsにArduinoモジュールが加わって、さらにパワーアップされた。小さなボードにはATmega 32U4が搭載され(Arduino Leonardoと同じ)、Arduino IDEからプログラムが書き込める。

「これは、初めてのプログラムができるlittleBitsのモジュールです」と語るのはlittleBitsの研究開発ディレクター、Paul Rothman。「これはずいぶん前からコミュニティの要望があったもので、私たちもずっと提供したいと思っていたものでした。それだけに、きちんとした形で提供したかったのです」

Arduinoモジュールは、その他のlittleBitsのビットに接続して使うことができるよう互換性を持たせてある。たとえば、2つの出力は、パルス変調モードとアナログ電源モードを切り替えて使える。シリアルポートは、複数のモジュールが同時に通信できるようにブレークアウトされている。高度なユーザーのために、さらに多くのI/OピンやI2CやICSPが使えるように、ハンダ付けパッドもある。

「littleBitsとのパートナーシップはエキサイティングで、理に適ったことです」と Arduinoの共同創設者でCEOのMassimo Banziは話している。「私たちは、アーティスト、デザイナー、Maker、学生、DIY愛好家などあらゆる人にとって電子工作が簡単になるように、という同じ方向を目指しています」

このArduinoモジュールはMaker Faireにて36ドルで販売される。9つのモジュールと電源など、初めての人がすぐに始められるセットは89ドル。

– Matt Richardson

原文