Electronics

2014.06.24

Skatebow:古いスケボーを洋弓に再生

Text by kanai

Michael showing off the very first skatebow
最初のSkatebowを手にするMichael。

スケートボードは、心の奥底で、本当に弓になることを望んでいるのだろうか。それを知る由はない。彼らには、それを選ぶこともできない。

これはMike OReillyの言葉だ。なんのことかわからない人のために言っておくが、彼はスケートボードを弓に作り直したのだ。今もまだ、スケートボードを弓に作り変えるための最良の方法を探っているところだが、今のところは、なかなかいい感じでできている。

私は一冬をかけて、スケートボードのデッキの彎曲を利用した弓のデザインを考えてき。最初のプロトタイプはまあまあだったが、壊れてしまった。しかし、弓職人は口を揃えてこう言う。「弓を壊さなければ、弓を作ることはできない」と。

初期のプロトタイプ数本と格闘してた後、Mikeはミシガン州ロチェスターで開かれるDeck Art 2014のことを知った。彼はなんとしてもSkatebowを出展したいと思い、2日間みっちりかけて新しいライザーをデザインして、上の写真の弓を完成させた。青いリムはひとつのボードから、緑のリムは別のボードから作られている。なんらかの方法で強度を増せば、「夢のように射る」ことができる弓になると彼は話している。

それからデザインをさらに洗練させ、ファイバーグラスで補強した最新モデルの写真を送ってきてくれた。この補強により、鹿狩りに使えるほど頑丈になったはずだ。

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古い素材を再利用するという考え方は大好きだ。スケートボードは見た目に美しいというだけでなく、物理的特製も、乗り物としての役割を終えた後も十分に役に立つ。単なる飾りとしてではなく、実際に使える道具として再利用されるのを見るのは嬉しいことだ。素材の持つ可能性に目を付けたMichaelは称賛に値する。

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Michaelの挑戦をフォローしたい人は、skatebow.comをどうぞ。ゆくゆくは販売をしたいと考えているそうだが、実際に注文を取るまでには、まだ解決しないといけない問題があるという。

– Caleb Kraft

原文