Fabrication

2014.07.29

3Dペンでクアッドコプターのプロペラを作る

Text by kanai

propeller

3Dプリントペンを単なる面白いオモチャだと思っている人は、このフリーハンドで作ったクアッドコプターのプロペラの3Dプリントを見れば考えが変わるだろう。その作り方が面白い。通常の3Dプリンターでいくつも複製するというわけにはいかないが、頑丈だ。オリジナルのプロペラを3D Air Penでなぞることで基本の形を作る。

基本の形ができたら、羽根よりも厚くする必要のある中央のハブをトレースを使って作る。ハブを羽根の中央にはめ込むと、すべてを「3Dのり付け」する。ハブに穴を開けてねじ山を切ったり、プロペラを強化して、素材を盛ってバランスをとるなどいくつかの後処理を行い、最後にドレメルで磨く。

もし時間があるなら、新しいプロペラを注文するほうがずっと楽だ。しかし、どうしても今すぐ交換プロペラが必要なときは、このやり方はありだ。面白いことに、私がMakeに書いた飛行機関連の記事はこれだけじゃない。もうひとつ似たような記事を書いた。同様のデバイスを使って模型飛行機のフレームを作った人の話(日本語版記事)だ。その飛行機は実際に飛んだが、こっちほどエレガントにはいかなかった。

– Jeremy Cook

原文