Science

2014.10.23

産官学でドローンの振興に取り組む組織が発足

Text by Takumi Funada

JUIDA

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は日本における無人航空機の産業振興を目指すコンソーシアム。”UAS”はUnmanned Aircraft Systemsの略で、我々がドローンやUAVと呼んでるアレをより一般化した名称らしい。報道によると(Impress)、東京大学、産業技術総合研究所、リコー、ヤフー、ブルーイノベーション、東京航空計器、エンルート、ルーチェサーチなどが参加しているとのこと。エンルートはMaker Faire Tokyoでもお馴染み。小型のマルチコプターも振興の視野に入っているということかな。

設立の趣旨にはこうあります。「(UASは)輸送、通信、監視、エンターテイメント等幅広い産業分野での利活用が研究されており、欧米ではその実用化・導入へ向けて一斉に動き始めています。一方、日本においては、政策面においても、行政面においても未だ明確な方針・ルールが検討されておらず、国際競争において、著しく立ち遅れていると言わざるを得ません。こうした中、わが国における無人航空機の健全な発展を支援して、新しい産業と市場を創出するために、JUIDAが本年7月に設立されました」。

公式サイトや報道を見た範囲では、個人メイカーでこの動きに関わっている人は見つかりませんでした。今後の展開が気になる方は、11月25日に開催される設立記念シンポジウムに参加してみてはどうでしょう。

【設立記念シンポジウム】
日時:平成26年11月25日(火)14:00-20:00
場所:東京大学 山上会館 大会議室
テーマ:「空の産業革命を拓く」
プログラム:
第1部 基調講演(国土交通省、経済産業省を予定)
第2部 パネルディスカッション(野波健蔵千葉大学特別教授、宇宙航空研究開発機構、電子航法研究所、ヤマハ発動機、Yahoo! JAPANほかを予定)
第3部 懇親会
参加申込:近日募集開始(ホームページに掲載)