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2014.12.26

Makeオフィスで経験した夏のインターンシップを終えて

Text by kanai

私の名前はPierre-Alexandre。フランス人の学生です。

私はMakeで夏のインターンシップに申し込みたかったのですが、Maker Faire Parisをとりまとめた私の伯父であるBertierの口利きで実現しました。ここにその報告をします。

私は7月12日月曜日にセバストポルに到着しました。

最初に感じたのは、カリフォルニアは思っていたより雨や曇りの日が多いということです。

私はMakeの共同創設者、Sherry Hussと一緒でした。ほぼすべての従業員(みんな口々にBertierにパーティーで会ったと話してくれました)と顔合わせをしたあと、Sam(インターン担当者)に会いました。彼はSherryに、私に仕事を、とくに作る仕事を与えることを提案してくれました。

そして私は、即座に最初のプロジェクトを与えられました。木の迷路です。

10524337 10152210405356200 1840211101004325931 n1 A Story of Summer Internship at Make:

どうやって作るか、まったく手がかりなしでしたが、まずアイデアが浮かんで、工具と素材を手に取り作業を開始したのがよかったようです。1年間、懸命に学んだので、手作業には自信がありました。そして、いろいろなプロジェクトが与えられるようになりました。完全な手作業もあり(小さな段ボール競争自動車)、エレクトロニクスを使うものもありました(Arduinoテルミン)。そうして、想像以上のものを学ぶことができました。うれしい驚きです。

そして私は、この夏のインターンシップの2つめのパートを発見しました。Maker Campです。

すでにSherryから話は聞いていましたが、実際にどんなものかは理解していませんでした。そのため、私がキャンプリーダーの部屋に入ると、奇妙な黄色いTシャツを着せられ、Brianといっしょにウェブカメラの前に座らされましたときは、びっくりしました。私が読むことになっている文章は、眼の前のホワイトボードに書かれた短いもので、いつそれを読むのか、Brianも私以上にはわかっていな様子でした。これを数千人ものティーンエイジャーたちが見ているわけではないと知ったときは、少し安心しました。

アドリブもさることながら(番組を盛り上げてくれます)、私にとってこれは最高の英語の練習となり、また、若いMakerや作る技術を学ぶ素晴らしい機会となりました。しかし、もっと大きなことは、その感覚です。見ていたのがほんの数人のティーンエイジャーだったとしても、楽しく作るプロジェクトを与えることで何かを便利にすることを教えたり、実例を示したりすることで、彼らの人生を少しだけ変えることができたことです。

さらに、チームのメンバーはみないい人でフレンドリーだったので、カメラへのストレスもすぐになくなり、とても楽しく仕事ができました。そして、アメリカとイギリスのMakerたちについて、より多くを知ることができました。

このインターンシップは、私の日ごろの勉強のリズムに比べて、いい休暇になりました。休暇といっても、何もしない休暇とは違います。私に与えられた仕事は、私が学校に通っている間に行っていることとは、まったく違うものでした。

一生懸命に働くことがいい気晴らしになるとしても、ここで私が学んだのはそれだけではありません。テーブルソーの使い方を覚えることができ、さまざまな工具の英語の名前を覚えることができました。Arduinoの基本的なプログラムの方法や、3Dプリンターの使い方も覚えました。21世紀の初めにこれらのことが学べたのはよかったと思います。

しかし、私が学んだもっとも大きなことは、この会社の人たちは、遊びながら楽しんで仕事をしているということでした。あるときは教育者となって、消費行動の考え方を少しだけ変えたり、多くの子どもたちの夏を変えたりしています。

つまり私は、仕事と遊びを、いい意味で同時に行うことが可能なのだと知りました。

ありがとうMake。とくにDale、Sherry、Sam、Benjaminに感謝します。そして、いっしょに働いてくれた、Candy、Brian、Dan、Sandra、Enrique、Wynter、もうひとりのSam。この会社で出会ったすべての人に感謝します。

– Pierre-Alexandre Luyt

原文