Electronics

2016.03.23

2000個の鉄球を使って魅惑の音楽を奏でるマーブルマシン

Text by Caleb KraftTranslated by kanai

あなたが見ているものは現実だ。この驚くべきマーブルマシンは、実際に存在し、音楽を奏でる。たしかに、音楽はデジタル加工で少し聞きやすくしているが、現実にリアルタイムでこの美しい機械から聞こえてくるのだ。

これを作ったのはアーティストのMartin Molin。彼は美しい音楽の作曲もしている。楽器も自作することが多い。Molinはこの幻想的な装置を作っただけでなく、1年間に及ぶ製作の記録も撮影して公開している。

下のビデオは製作プロセスを紹介したもの。細かい部分は省かれているが、全体的にどんなふうに作られたのかがわかる。

もっと詳しく知りたいなら、知りたくなるのは当然だけど、下のビデオを見て欲しい。彼の技術には、いろいろと参考になる部分がある。

#1 ビットの取り付けと小さな歯車の製作

ビデオは、メインのプログラム装置がすでに出来上がっているところから始まっている。彼が取り付けているプラスティックのビットはレゴのパーツだ。これで、好きな場所にペグを配置できる。それによって、プログラムが可能になるのだ。

#2 簡単な工具で大きな歯車を作る

この大きな歯車を作るのは相当大変そうだ。大きな工作機械がなければ、きれいに仕上がらないような気がする。しかしビデオの中で Molin は、この美しい歯車を、ジグソーとバンドソーで作っている。

#4 じょうごのテスト

Molinがマシンの鉄琴部分のテストをするときに、そのプログラムの仕方がわかる。また彼は、鉄筋から跳ね返るボールをキャッチするためのじょうごのテストも行っている。見ての通り、まだ微調整が必要なようだ。

#5 ボールを持ち上げる

ボールは、下部の収拾箱から最上部の仕分け装置まで移動させなければならない。これを行うために、Molinは、ベルト駆動式で、4つのボールを一度に運べる機構を作り出した。4つのチャンネルにボールを溜めていくところがじつに面白い。

#6 さらに歯車

このビデオは歯車システムに焦点を当てている。ボールを運ぶためのベルトは、上のビデオに登場する。

#7 音声のクリーンアップ

音楽ビデオで聞かれる美しいサウンドは、ほとんどフィルターをかけられていないということが、このビデオでわかる。Molinの音楽ビデオで聞かれる音は、マシンの周りに並べられたマイクで拾われたものではない。近くに立って聞いても心地よい音楽が楽しめるだろうが、Molinはマシンが発する余分なノイズを低減させたいと思った。一部にはMIDIでエフェクトをかけているものもある。それは、ボールが鉄琴に当たったときにトリガーされている。すべてのサウンドはソフトウェアを通過して、ライブ演奏を聴くときのようなクリーンな音になっている。

原文