Fabrication

2016.10.26

細かい部品の収納を考える

Text by Gareth BranwynTranslated by kanai

ライターになって、テクノロジーウォッチャーになってよかったと思うのは、自分の好きな分野であれこれ調べて記事を書いて、出版社に送って、それでお金がもらえることだ。いい仕事でしょ? そこで今回は、作業台の上に散らかっている部品や素材やツールの収納方法について調べて、「Make:」読者のみなさんに報告したいと思う。

この記事はまだ調査段階のものだ。私の作業台の上に散乱するプラスティックや紙の容器の中、棚の上、箱の中の部品や材料などを整理するための収納を考えてみたい。どうしていいかわからない物たちが大量にある。それをなんとか整理しなければならない。ここに、私が興味をもった収納用製品を紹介したい(すでにここで紹介したものも含まれている)。

上の動画は年末の買い物シーズンのためにDIY小売店、HolidayCoroが製作したものだ。ポータブルなパーツ用収納ボックスを何種類か比較している。人気のStanley SortMaster、Stack-Onシリーズ、Harbor Freight、そして非常に高価なヨーロッパ製のSortimo T-Boxx(アダム・サベージの御用達だ)が登場するが、最終的にSortimoがもっとも優れたケースだということになる(ただしアメリカで買うと80ドル)。SortMasterはジャンクで、低価格帯では、耐久性は落ちるもののHarbor Freightがベストとなっている。必要以上と思われるほど、かなり詳しく紹介している(サイズ、深さ、仕切りの具合、全体の耐久性など)。正直言って、80ドルを出してSortimosを買おうとは思わない。ビデオの中の彼が言うとおり、私にはHarbor Freightが合っているようだ。Sortmasterは私もいくつか使っているが、彼が言うほど悪くはなく、ちゃんと働いてくれている。結論としては、高性能で安価なHarbor Freightとなるだろう。

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20個の仕切り箱が入ったPortable Parts Storage Caseはたったの9ドル。

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上のアダム・サベージのリンクを見たら、SortimoのT-Boxxケースが欲しくなるだろう。このスレッドでは、自家製のラックの作り方についてみんなで話し合っている。写真はRobotguyの作品だ。

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上の写真は電子部品用の箱だ。Charles Plattのベストセラー、『Make: Electronics』に掲載されている。この本には電子部品の収納技術に関しても書かれている。写真のDariceボックスに関する文章を一部引用しよう。

Darice Mini-Storageボックスは、抵抗、コンデンサー、半導体などを入れておくのに理想的なケースだ。側面にラベルを貼って、積み上げることもできるが、棚に並べることもできる。貼られているシールはヒートガンで温めるとすぐに剥がせる。

Charlesは、小さな部品を細かい仕切りの中に整理し、そのプラスティック容器をファイル用キャビネットに入れて棚に並べるというシステムを推奨している。作業場からできるだけ近くの手の届く範囲にそれを置く。だから頭の上や周囲をパーツ棚で囲まれる形になる。

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もっとも一般的な部品の整理方法は、上の写真のHarbor Freight卓上ビンラックを使ったものだろう。これが好きという人もいるだろう。しかし、私は自分の作業台の上に積み重ねられる方式のこれを置いているが、私はこれが嫌いだ。

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容器の次は、卓上の引き出しだ。どこにでも普通に売られている。多くのMakerがそうであるように、私もいくつか持っている。私のお勧めは、ハードウェア店などで現物を見て試して買うことだ。あまり安い物は、引き出しが歪むことがあり、耐久性が低く、引き出しの出し入れもスムーズにいかないから注意が必要だ。安物を買ってしまうと、日常の整理が苦痛になる。私も質の悪い引き出しを持っているが(セールで4ドルだった)、もっといいものに交換しようと考えている。Harbor Freightの製品は実際に使ったことはないが、レビューはなかなか好意的だ。

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私にとって、この取り外し式のパーツ入れのあるツールボックスには馴染みが深い。数年前「Make:」でレビュー記事を書いたからだ。上の写真のモデルは、我々がテストしたそのものだ。普段はあまり行わないMaker活動のために、これをいくつか購入しようかと真剣に考えたことがある。作業台の下に片付けておけるからだ。たとえば、小型のロボットのパーツ専用(現在は紙の箱にいっしょに放り込まれている)にだ。これがあれば、こいつを作業台の上に載せて開くだけで、作業に必要なパーツがすべて取り出せるようになり、いつものツールやパーツと一体となって作業できるようになるというわけだ。

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Russ Bryerは、抵抗やダイオードやその他の電子部品を簡単に整理できて取り出せる手段が欲しかった。幅が広くて浅い引き出しはあったのだが、彼にはあまり使い道がなく不便だった。そこで彼は、引き出しにぴったり入るMDF板にルーターで溝を掘り、整理用の容器を作った。

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表面実装の抵抗やトランジスターなど、本当に微少な部品は、3つ穴バインダーのプラスティックのポケットやジッパー付きのポーチが便利だ。実際に愛用している人も多い。この記事は、そうしたシステムの作り方をInstructableから紹介した2010年の記事だ。

上の動画は、我々の友人、Darbin OrvarのLinnがMDF板を使って部品用の引き出し戸棚を作るものだ。Charles Plattと同じく、彼女も自分のティンカリング用デスク(以前に彼女が自作している)から手の届くところにできるだけ多くの収納が欲しかったのだ。

たくさんの動画やカタログを見て、使い方を考えて、結局私はHarbor Freight Toolbox Organizerを2つか3つと、作業台の下に取り外し可能な引き出しを買うことに決めた。そこには特別なMaker活動(アート、ペーパークラフト、ゴム印、ロボット、模型、ロケット)用の材料を入れる。そしてたぶん、Harbor Freightの部品ケースを8つばかり買って、電子部品や消耗品を入れて作業台の頭の上の棚に並べる。ハンダごてや検査機器やヘルピングハンドなどの機材を入れるプラスティックの箱もいくつか欲しい。他のタイプのプロジェクトを行うときに邪魔になるものを作業台の上から片付けたいからだ。ほとんどの工具は、作業台の下に突っ込んであるIKEAの5つの引き出しが付いたワゴンにしまう。すべてがきっちり整頓できたら、またそのときに写真入りで記事を書こうと思う。

みなさんがお勧めする小さな部品の収納方法があれば、コメントで教えてください。

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