Fabrication

2017.02.17

回すと浮き出る驚きの等高線立体地図

Text by Zachary SamalonisTranslated by kanai

ETM(Exploration Through Motion:動きで探索する)は、トーマス・モランの「Grand Canyon of the Colorado River」(コロラド川のグランドキャニオン)という絵画を題材にしたダビンチ時代を想定したマシンだ。これは、ペンシルベニア州イースト・フォールズにあるフィラデルフィア大学デザイン学科の全学生に出された修了製作の課題だ。私のチームは、私とクラスメイトのCharles BariloとPeter Holderithの3人。それぞれが持っている得意なスキルを出し合った。みな1年生で、勉強を始めたばかりなのだが、3人には異なる経歴があった。そのために、これだけ複雑な部品を使ったプロジェクトを締切に間に合わせて作ることが可能だった。

説明を受けた後、各チームはフィラデルフィア美術館へ1カ月通い、デバイスとして表現するべき絵画を探した。その間、私たちは、絵画をどのようにインタラクティブ化するかを話し合った。クラスでの批評会の後、私たちはアイデアを詰めて、開発に取りかかった。

グランドキャニオンのスケッチや調査は大変な仕事だった。私たちは等高線地図を分析して、絵に描かれていた場所を探した。グランドキャニオンを走り回るのは楽しかった。そして、恐らくそこであろうという場所を特定した。

開発はコンピューターに移行し(ほとんどはAdobe Illustrator)、マップをデジタル化した。同時に、マシンを動かすメカニズムの開発にも取りかかった。私たちは素材を決めなければならなかった。なぜなら、ダビンチの時代に存在したものを使う必要があったからだ。歯車を使うことにしたのだが、そのタイプも限られる(パドル式やペグ式)。素材も同じだ。金属は使えない。締め切りの前までに、いくつかのプロトタイプを製作した。

結局、調査、デザイン、開発、組み立てに要した時間はトータルで200時間だった。その200時間のうち、11時間はレーザーカットに費やし、24時間はマップのデジタルデザインだけに費やした。マップを浮き上がらせるために、102フィート(約30メートル)の丸棒を使用した。

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