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2017.03.13

2017 New York Toy Fair:プログラミングとおもちゃをつなぐもの

Text by Kathy CeceriTranslated by kanai

今年のトイフェアでは、私が「プログラミング・プラス」と感じた製品がいくつか目に付いた。画面でプログラムを行うが、フィジカルなコンポーネントと結びついているものだ。いくつか例を紹介しよう。

TechWillSaveUs-Mover3

Technology Will Save Usの新製品、Mover Kitは、同社の他の製品と違って、あまり作る部分がない。電子基板はスナップ式で、ハンダ付けは必要ない。しかし、接続してから本当の創作が始まる。Moverは、マイクロコントローラーボードと、そこに重ねるボードで構成されている。8つのRGB LED、加速度センサー、磁気センサーだ。これらのボードは腕時計のようなケースに収まり、リストバンドやストラップを使って身につけることができる。

Mover Kitの最大の魅力は、付属のソフトウェアにある。Moverをコンピューターに接続すると、自分で作ったアプリを使って、光り方や動作を変えることができる。子どもテスターが作った例は、歯磨きアプリだ。歯ブラシをすると、光の色が変わって、何分やったかを知らせてくれるというものだ。フィールドアスレチックなどの体を動かすゲームにも応用でき、Fitbitのようにゴールを設定することもできる。Iron Manのアークリアクター、自転車用のライト、ライトセイバーなどなど、その可能性は無限だ。Mover Kitの価格は、Technology Will Save Usのウェブサイトで75ドル。

SAM Labsは数年前から事業を行なっているが、彼らのBluetoothを使った電子ブロックは初めて見た。それを使った Curious Carsキットには本当に驚かされた。SAMのブロックは、スイッチ、センサー、LED、モーターなど小さなモジュールに収まっていて、LittleBitsによく似ている。しかし、SAMはブロック(頑丈そうなケースに入っている)を直接つなげるのではなく、SAMアプリに無線で接続されるのだ。プログラムは、アイコンをドラッグ・アンド・ドロップして作ることができる。ソフトウェアのブロックは、論理ゲートを構築したり、ソーシャルメディアに接続したりが可能だ。モーター駆動のオモチャ、警報器、ウェアラブルなどが、ブロックと通常の工作素材とを使って作れる。周囲の環境に反応したり命令に従うIoTおもちゃが、素早く簡単に作れてしまうのだ。SAMキットはおよそ140ドルから。個々のブロックは約30ドルから。

MeeperBOT

「プログラミング・プラス」には、すでに多くの子どもたちが持っているオモチャ「レゴ」にプログラミングを合体させたものが多かった。MeeperBOTは、Bluetoothを使ったロボットカーで、上部、車輪、車軸にレゴが接続でき、面白い車を作ったり、レースカーを作ってぶつけて遊ぶといったことができる。アプリには仮想ジョイスティックがあり、それでMeeperBOTを走らせることもできる。また、ドラッグ・アンド・ドロップ式のプログラミング言語もあり、動きをプログラムして遊ぶことも可能だ。コマンドブロックの中のJavaコードを画面に表示して、コンピュータープログラムの仕組みを見ることもできる。MeeperBOTの対象年齢は5歳から12歳。動かないレゴで遊んでいる子どものレゴ体験をアップグレードするには素晴らしい方法だ。基本の車両の価格はおよそ55ドル。

IdentiToyは、タブレットに重ねて使う透明なレゴ対応のプレートだ。その上にレゴを使って車やキャラクターを作ると、IdentiToyのアプリがそれに生命を吹き込んでくれる。アプリは、レゴの背景アニメーションを作るためのものだ。音や特殊効果を加えることもできる。ロケットのエンジンから炎を噴き出させたり、ボートの後ろに波を立たせたり。アプリは無料。ベースプレート(約10ドル)は、画面の周囲をレゴが組み込めるようになっている。IdentiToyウェブサイトを見ると、このベースプレートが、この会社が開発しているインタラクティブシステムの最初の製品のようだ。アプリが認識してシーンに組み込めるようになるモジュールも開発中。その登場が待ち遠しい。

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