Science

2017.04.28

食べられるイノベーション:家で育てる食用昆虫「Don Bugito」

Text by Chiara CecchiniTranslated by kanai

シンガポールからアメリカ、そしてヨーロッパ全体に向けて、Edible Innovations(食べられるイノベーション)は、生産から流通から販売までのあらゆるステージで世界の食料システムを改善しようと考えるFood Makerたちを紹介しています。私たちといっしょに、この産業の大きな流れを、Makerの視点で探ってみませんか。優れた教育的な核を持ち、未来への偉大なる挑戦のための主要なツールとしてフードイノベーションを推進するFood Innovation ProgramのChiara Cecchiniが、世界のFood Makerたちの顔、話、体験を紹介します。


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Monica Martinezはメキシコシティで生まれ育った。彼女は工業デザインを学び、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで彫刻の美術修士号を取得した。彼女の作品は国内外で発表されている。彼女は常にMakerだ。

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2009年、彼女は都市農園のための未来構想として、食用昆虫の大規模な農園の計画を立てた。翌年には、食用昆虫を使った食品プロジェクト、Don Bugito(ドン・バギート)を立ち上げた。「私は、工業的な食品生産(牛、鶏、豚)に疑問を持っていました。それは大量の廃棄物と温室効果ガスを出し、地球に多大な悪影響を与えています」と彼女は言う。「私は、より持続性のあるエコロジカルなタンパク質を供給したいと考えました。同時に、アメリカ先住民族の時代の食のあり方を見直し、アメリカ大陸全体に広げたいのです」

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食用昆虫は、タンパク質とオメガ3が豊富なだけでなく、コレステロールを含まない。味も良く、人間やその他のほ乳類や鳥類とも遺伝子学的に距離があるため、他のタイプのタンパク質に見られる二次汚染がない(狂牛病や鳥インフルエンザなど)。昆虫は80パーセントがタンパク質だ。牛を食べても、人が摂取できるタンパク質は、わずか40パーセントしかない。他の物質は、体に入っても別のものに使われたり、そのまま排出される。昆虫は小さいので、狭い場所で育てることができる。水も必要ないので、廃棄物は最小限に抑えられる。廃棄物が出ても、コンポストに使えばよい。

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Don Bugitoで、Monicaは食品インキュベーター、La Cocinaの援助を得られるようになった。彼女は、食用昆虫を、持続可能でタンパク質豊富な代替食品として売り込もうとしている。この製品を市場に送り込むために、私たちも、この古代の健康的な食料源について、世界の文化におけるその重要性について話をしている。また、この驚くほど美味で質の高い地元産のごちそうを周知させる活動を行っている。Don Bugitoは、これまで、デザイナー、アーティスト、シェフたちと協力し、材料に関する情報がわかる料理の開発を行い、食べ物は味と同じぐらい美的体験が大切であることを知らせてきた。

次なるステップは? Don Bugitoの次のステップは、未来の持続可能な食品を育てている組織や学校と手を組むことだ。そして、ブランドの認知度を高めて、この新しい複合的な市場のリーダーになることを目指している。

原文