Electronics

2018.04.11

あえて3Dプリンターではなくホットグルーを使う筋ジストロフィー患者のためのプレステ・コントローラー改良法

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

modify-playstation-controller-muscular-dystrophy

体に障害のある人たちのためのゲームコントローラーの改良を続けて、もう数年になる。その間、私は、早くて、比較的簡単で、でもちょっと不細工な改良法を思いついた。

私がいちばん多く聞かされた不満は、サムスティックのクリックが難しいということだ。知らない人のために解説しておくが、サムスティックは真下に押し込むとボタンとして使えるのだ。

button-620x474

その問題を克服するために、私は小さなモーメンタリースイッチを、どこか別の場所に付けることにした。これはジョイスティックに埋め込まれているものと同じ型のモーメンタリースイッチだ。

コントローラー内部のボタンの接点と、外部に取り付けるボタンの接点を細いリード線でつなぐ。そうすることで、同じ機能のボタンを好きな場所に配置できる。

それにしても不細工だ。

まさに、かっこ悪い。もっと美しく作る方法はあるんだろう。3Dプリンターで、それぞれの人に合わせてコントローラーのボディを作ることもできるかも知れないが、たぶん、恐ろしく時間がかかる。私がそうしない理由は2つある。

・ボタンの位置が自由に決められる。
・ヒマな時間にタダで作れる。これを作るためにわざわざ時間をこしらえる必要がない。

hot-glue-620x470

ボタンはホットグルーで固定した。ホットグルーは接着力が高いし、コントローラーを握ったときに、柔らかくていい感じだからだ。

原文