Crafts

2018.06.11

1枚の合板から生み出されたコーヒーテーブル

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

Jeffrey Burkeは、我ら多くの仲間たちと同様、自分の技術に自信が持てずに悩んでいる。たしかに彼はプロの木工職人なのだが、コンテストとなると、いつも自分の技術では十分でないと感じてしまう(と彼は言っている)。そんなことはないよ、Jeffrey。あんたの技術は素晴らしい。バッチリだよ!

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これは、Modern Maker Podcast主催による、Rockler Plywoodチャレンジに彼が出展した作品だ。本当に素晴らしいプロジェクトがいくつも出展されているので、このブログで他の出展作品が取り上げられても不思議はない。

Jeffreyは、伝統的な木材に使用する技術を合板に応用したいと考えた。彼の仕事はすごいと思う。

私はこのプロジェクトで一石二鳥を狙った。私が提案したのは、母の日に母にプレゼントするコーヒーテーブルだ。私は、合板と、リサイクルした納屋の壁板をつなぎ目がわからないようにブレンドしたいと考えた。このデザインは、3/4インチ(約2センチ)厚のカエデ合板を使い、リサイクルした松材で縁の処理と象眼を施した。引き出しは、利便性を考えて、正面からでも裏面からでも引き出せるようになっている。2つの材の色の違いが、互いに補い合って、いい感じになっている。

作り始めてから母のところへ届けるまで、およそ1週間かかった。まずはリサイクルした木材を部品に加工するところから開始した。松材が合板と大きく違っている点は、仕上げのときにわかった。思っていたより3回も多くポリウレタンのコーティングが必要だった。合板に対しては、誤差もおが屑も許されないからだ。通常、リサイクルした木材には、ラフにポリウレタンを吹き付けて済ませることにしている。表面がでこぼこしていて、均一ではないからだ。

引き出しはボルトの上に載っかっている。これはうまくいったが、ボルトの間隔をもっと狭くしたかった。そうすれば、引き出しが、どちらの方向にも、もっと大きく引っ張り出せる。

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原文