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2018.08.15

脳性麻痺の息子を救うためにパパが奮闘するDIYプロジェクト

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

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Marc Gundersonは、息子Julianのためのプロジェクトを投稿してくれた。Julianは脳性麻痺だ。脳性麻痺の患者は特定の筋肉の運動に障害が出るため、車椅子での生活を強いられることが多い。Marcはこの状況を改善するトニー・スタークに変身した。息子の筋肉のコントロールや連携を助けるための驚きのプロジェクトを次々と作り出した。なかには症状を改善したものもある。

ここに、そのいくつかのプロジェクトを紹介するが、詳細はぜひ彼のサイトで見て欲しい。

Jシューズ 

Marcは、両足の靴に同じように体重をかけ続ける必要性をJulianに教えたいと思った。Julianのつま先立ちで歩く傾向に対処するためだ。Marcは靴にいくつかの圧力センサーを埋め込み、BluetoothでJulianのスマートフォンに接続した。Julianが歩くと、靴は踵が上がり過ぎていないかを伝えてくれる。

指のトレーナー

Julianはピアノを弾きたいという夢があるが、細かい指の運動が難しく、望みを失いかけていた。そこでMarcは、Julianが指を素早く細かく動かせるように訓練するための器具を考案した。

実際の結果

Marcのサイトには、ぜひとも見て欲しいプロジェクトが他にも紹介されている。たとえば、体重を両足に均等にかけて正しい姿勢をとるとビー玉が転がる仕掛けなどだ。これらが本当にJulianの役に立っているのか、疑問に思う人もいるかも知れない。こうしたプロジェクトは、Julian自身のトレーニングを続けようとする忍耐力によって効果を発揮し、器用さの改善につながっている。下の2つの動画を見て欲しい。

ウェブサイトの製作中に、下の動画を発見した。2014年4月に撮影したものだ。わずか3年半のことだが、何度も何度も見返している。これが私たちのJulianなのかと信じられない気持ちだからだ。大変な苦労をして歩いている。ずいぶん成長したものだ。長年、彼は本当に頑張ってきた。彼を誇りに思う気持ちを言い表す言葉が見つからない……

……先週末の息子だ。居間の同じ場所を歩いている。どんなに控えめに言っても、この子は驚きであり賞賛に値する。息子は私のインスピレーションだ。

原文