Crafts

2018.10.29

オイルとワックスで処理した伝統のヘビーデューティー作業ズボン「ティンパンツ」を作ろう

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

ティンパンツのことを知らない人のために説明しておくと、オイルとワックスで処理した丈夫な目の詰まった綿の生地で作られた作業ズボンの一種だ。そのため、防水で、摩耗が少なく、燃えにくいという性能がある。1900年ごろに木材伐採作業員のために作られた。それはたちまち、鉱山や鉄道やその他の厳しい環境で働く人たちの間に広がるようになった。彼らはこのズボンに、ブリキのように頑丈な素材が使われていることから「ティンパンツ」(ブリキのズボン)と命名した。

今でもティンパンツは売られているが、安くはない。200ドルから300ドル(3万円ぐらい)はする。自分で作るための方法も、いろいろ紹介されている。なかでもThe Lone Woodmanの動画では、彼がどのようにして処理剤のレシピにたどり着いたかを詳しく説明されている。彼は、その背景にある科学を徹底的に調べ、比較テストを行い、その結果割り出した処理剤の使い方、その生地の熱や火の耐性テストも見せてくれている。素晴らしい動画だ。このプロジェクトの彼のモットーが気に入った。「科学に基づいて、一から作る」だ。もっといろいろなプロジェクトを見せて欲しい!

原文