Crafts

2014.07.02

6歳のEvanくんが火を吐くタコを見てぶっ飛んだ

EvanのEl Pulpo Mecanicoを見た感想。

今年のMaker Faire Bay Areaを見に来た人なら、El Pulpo Mecanicoの印象が強く残っているはず。高さ7.5メートルの機械仕掛けのタコで、触手の先から火を吐く。幼稚園で出されていた週末の行動に関する絵日記にこれを書いた6歳のEvanくんも、そうだったに違いない。

Evanの父親はこう話している。「6歳の息子は、いろんな工作や絵を、卒業間近の幼稚園から持って帰ってきていた。

Crafts

2014.07.01

工業用ロボットアームでライトペインティング

IRB 6440ロボットアームは、無人のクリーンルームで材料を運ぶような純粋は工業用ロボットだ。しかし、Jeff CrossmanとKevyn McPhailは、これにもっとアーティスティックなことをさせたいと考えた。彼らはロボットアームの先端にRGB LEDを取り付け、精密な人のライトペインティングをやらせたのだ。ライトペインティング、つまりカメラのシャッターを開放して、光で絵を描くというやつだ。別に新しい手法でもない。通常は人がライトを手で動かして絵を描くのだが、ロボットの場合は正確に動くので、ピクセル単位の細かい描画が可能になる。

Crafts

2014.06.20

テスラが特許を公開

Tesla Motors(テスラモーターズ) は、CEOであり創設者であるElon Muskのブログ記事を通して、電気自動車を作りたいという人に対して、今後、一切の特許権を主張しないと発表した。

「私たちが高性能な電気自動車の製造に道を拓いたとしても、知的所有権の地雷原が私たちの背後で他の業者を阻んでしまっては、私たちの目的とは正反対の結果を導いてしまう」とMuskは書いている。

Crafts

2014.05.26

家宝のバイオリンを3Dプリンターで甦らせる

7年ほど前、私は家族に代々伝わるバイオリンを譲り受けるという名誉を得た。私が受け取ったのは、ネック(ボディから分離している)とボディと1本のチューニング用ペグだった。これは大変に貴重なものだ。ボディの内側には「ストラディバリウス」と書かれていたからだ。結局のところ、それは本物ではないとわかったのだが、それでも100年前の代物だ。かれこれ80年間は音を出していない。現存するMassie家の人間で、この音色を聞いた者はいない。

Crafts

2014.05.16

懐かしのファミコンゲームの3Dジオラマ

誰にでも好きなゲームがある。そうしたゲームは、それだけでも素晴らしいものであり、記憶の中に織り込まれた思い出だけでも、壮大な景色を思い起こさせてくれる。

Alain Wildgenは、そんな懐かしのゲームへの敬意を、彼なりの方法で表している。1年ほど前、彼は『スーパーマリオブラザーズ』の最初のステージを作った。フォームラバーと紙を使って、20〜30時間をかけたという。

それからいろいろと洗練された。彼の作業手順は非常に単純なものとなった。

ゲームを決める。

Crafts

2014.05.12

フォグプロジェクションとジェスチャーインターフェイスでホログラム風タッチスクリーン

写真:rView Technology

ディスニーランドの2006年にリニューアルされたパイレーツ・オブ・カリビアンのデッドマンズ・チェスト編を見たことがある人なら、巨大なデイビー・ジョーンズの顔が洞窟の中の滝に浮かび上がるのを思い出すだろう。ライドがそこを通過するが、まったく濡れることはない。

これがフォグスクリーンだ。

フォグスクリーン技術の要は、特殊な噴霧器から出る微少なエアロゾル(安全性やコストや使いやすさから水が使われることが多い)を制御して、乱流のない滑らかな霧のカーテンだ。

Crafts

2014.03.14

完全可動AT-STコスチュームを作る

去年、私は高さ7フィート(2メートル10センチ)の完全可動型のチキンウォーカーのコスチュームを、断熱材とスプレーペイントとプリント用紙だけで作った。

デザイン
いくつか落書きをしたあと、基本の形をRhino 3Dで描き(Google SketchUpを使ったほうが簡単だったけど)、製作用のガイドにするためにCADで図面を起こした。そのとき私は、忠実にAT-STを再現するよりも、AT-STらしく見えるミニチュアを作ろうと考えた。そのためには、ある程度の細かい変更が必要だった。

Electronics

2014.03.10

OpenKnit:オープンソースのニット編み機

編み棒で繰り出された毛糸があらかじめ決められたデザインの形に変化していく手編みの手法は、いろいろな意味で3Dプリントの基本になっているように見える。アーティストでデザイナーのGerard Rubioが、Mar CanetやVarvara Guljajevaを作ったKniticの力を借りて、Arduinoベースのオープンソース自動編み機、OpenKnitを開発したというのは、自然な流れだろう。

 

OpenKnitはオープンソースで低コスト(550ユーロ以下)のデジタル・ファブリケーションツールです。

Crafts

2014.02.24

すべてのアートはMakerによって作られた

私がメトロポリタン美術館で“コンピューター係”として勤め始めたころ、美術館というのは、壁に整然と絵が並べられている静かな場所だと思っていた。そして芸術というものは、ひとりの天才によって作られた意味のわからないものだと思っていた。そのうち、光を通すピンホールのあるシンプルな箱、“カメラオブスキュラ”のことを知った。この装置は日食の観察などに使われていたのだが、17世紀にはすでに肖像画家がこれを利用して写真のようにリアルな絵を描くようになっていた。私は「それってズルじゃない?」と思った。

Science

2014.02.20

雪関連プロジェクト10本と雪に関する科学、ビデオ、アート

冬はまだ終わらない。だから、遊んでしまおう。私のように雪が大好きな人も、雪解けが待ち遠しい人も、雪ってビックリするほど面白い特徴を持っていることは認めるでしょう。そこで、MAKEのアーカイブから、雪に関するプロジェクト、雪の科学、Makerが製作した雪のビデオ、美しい雪のアートなどを拾ってみた。

上の写真は雪の専門家でカリフォルニア工科大学教授のKen Libbrechtが撮影したもの。

プロジェクト
コンボ・スノーガン

雪が降らなくてガッカリしている人も、寒い地域に住んでいれば雪が楽しめる。