Electronics

2012.03.15

How-To:ボックスカメラを作って撮影しよう

私の旧友でサンフランシスコの写真マニア、Billy Baqueは、世界中の街角の写真屋が使っている、カメラと暗室が一体になったローテクな写真機の自作に凝っている。キューバのポラロイドとも呼ばれるこの写真機は、木製の箱の片側には腕を入れるための光を遮断する「スリーブ」が付いていて、反対側にレンズが付いているというのが一般的なスタイルだ。Billyは使い方を教えてくれた。印画紙を使って、そこにネガ画像を焼き付けて、現像して、定着するまでをすべて箱の中でやる。

Crafts

2012.03.14

ドローンを使ったビジネスで儲ける

ドローンを使った市場性の高いサービスで起業する話が増えているが、興味深い動きだ。ドローンでスモールビジネスを興すといえば、これまではドローン本体の製造がほとんどだった。しかし今や、ドローンを使ったサービスを売るビジネスが登場してきた。
不動産や、スポーツなどのイベントや、有名人の追っかけや、家事や災害の被害状況の調査など、ドローンで空中撮影をするというサービスがまず思い浮かぶが、広告(やかましいけど)やプロモーション関係で儲けるという方法もある。しかしそれらは、空中ドローンのサービスの可能性からすれば、ほんの表層に過ぎない。

Electronics

2012.02.17

iPhone用アナログビデオ編集機

パリで撮影された愛に関するドキュメンタリー映画にヒントを得て作った、向かい合って会話する2人の顔をひとつの画面に映す箱 The Love Box。画面を2分割することより、その名前に注目が集まる。カメラに対して16度傾けた鏡をスライドさせるという仕組みだ。[Wiredより]
– Adam Flaherty
訳者から:「世界一ローテクなアクセサリ」とビデオで言っているけど、仕上げは超高テク。

Electronics

2011.12.14

1920年代の露光時間計算機

この美しくも小さなガジェットは1920年代製。KaufmannのPosographeと呼ばれていたものだ。KaufmannのPosographeは、6つの変数を使った関数を計算するためのアナログの機械式コンピュータです。おもに、露光時間(Temps de Pose)の計算に使われていました。裏表で屋外と屋内に対応しています。変数を6つの小さなポインタで合わせると、大きなポインタが適切な露光時間を示してくれます。変数はどれもかわいらしい話し言葉で書かれていますが、とても細かく設定されています。

Science

2011.10.14

XKCD – 巨人の目で見るプロジェクト

8月ごろからこのプロジェクトの計画を見て知っている人は多いかもしれない。その後、Munroe氏がこれを実際に作ったのかどうかは不明なんだけど、原理的には実現できないという理由もない。これを作るためには、両目に個別に映像を投影するビューワが必要になる。これだって、手に入らないわけではない。2台のカメラを同期させて視差を大きくした立体写真を撮る技法はすでにお馴染みだ。下の写真は、Flickrユーザ、4423TKTM toxicの作品だ。

これがリアルタイムのフルモーションのビデオになったらどうだろう。

Electronics

2011.10.05

NASAの宇宙飛行士向けハッセルブラッド撮影マニュアル

ボクの旧友、Billy Baqueが見つけたクールなもの。NASAの写真撮影訓練プログラムのガイドブックとして、スペースシャトルで採用されていたハッセルブラッド 500 EL/Mの操作方法に加えて、宇宙飛行士が宇宙で最高の写真を撮るための技術も解説している。
Billyが言うには「シャトルでの仕事は、華やかというより、もっとうんと過酷なんだとわかった」とのこと。ハッセルブラッドは、このマニュアルのPDFを公開している。

Electronics

2011.07.26

ルーブ・ゴールドバーグ写真機

今までMakeで紹介したきた中でも、これはピカイチのルーブ・ゴールドバーグ・マシンだ。とくに写真好きな人は、数枚の写真を撮るために、これだけ写真器材を無駄に使った装置に興奮を覚えるだろう。よく見てると、OK Goのルーブ・ゴールドバーグ・マシンに敬意を表した場面も登場する。このマシンをどのように作ったか、詳しい裏話は2D Photographyのブログに書かれている。じつに楽しいマシンだけど、ボクはやっぱり従来式の撮影方法がいいな。指でシャッターを押すってだけの。