Electronics

2017.06.29

Raspberry Piで使う雷センサー

石川宏さんのナチュラル研究所では、環境センシングに関する豊富な知見と実験データが公開されている。近年はRaspsberry Piを使った作例も加わってきた。ここでは、雷センサー”AS3935″のプロジェクトを紹介したい。

このセンサーは秋月電子がブレークアウトボードの形で販売していて(商品ページ)、一見とても扱いやすそうに見える。しかし、相手が雷だけに、実験が難しい。筆者(船田)も一度は試したが、うまく動いているのかどうかわからないままお蔵入りにしてしまった。周囲の経験者からも同様の意見を聞いたことがある。

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2017.06.28

Raspberry Piで自動管理する生きたサンゴを植えた海水アクアリウム

生きたサンゴを植えた美しい海水アクアリウムに憧れる人は多い。しかし、リーフタンクとも呼ばれるこの小さなエコシステムは、淡水魚の水槽に比べて、維持管理がとても面倒だ。仕事は水槽に水を入れるだけでは済まない。サンゴが生きてゆけるよう、サンゴたちの生まれ故郷と同じ環境を保ち、常に最適な水質のバランスをとってやる必要がある。水温、照明(明るさと波長の両方)、塩分濃度、アルカリ度、さらに水流にも目を光らせていなければならない。シンプルなものでも多くの手間がかかるのだが、この傷つきやすい美しい生き物を育てようと、あえてシンプルではない方向に進む人たちが大勢いる。

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2017.06.22

貴重な古い科学映画で学ぶハンダづけ

NPO法人 科学映像館がYouTubeで公開している昭和の科学映画が面白い。原版フィルムから丁寧にデジタル化されており、画質も良好だ。

いま見ていたのは「はんだづけ」という作品。一種のチュートリアルビデオ。1960年頃の作だろうか。ただテクニックを伝えるのではなく「なぜそうするのか」まで踏み込んだ説明になっていて納得できる。電気ゴテだけでなく、炭で加熱する焼きゴテの話もでてくる(塩化亜鉛液をペースト代わりに使いバケツやトタンをハンダづけする)。

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2017.06.21

通勤電車で使うための超横長自作コンピューター「Commute Deck」

2年前、自宅から1時間半の新しい職場へ通うようになり、私は、電車の中ではノートパソコンがとても使いづらいことを思い知らされた。画面をいっぱいに開くと、本体部分がお腹に食い込む。タイプしやすい位置に本体を置けば、画面は半分しか開けない。それを解決するには、最初からコンピューターをデザインする必要があると感じた。そうして生まれたマシンがCommute Deck(コミュートデック、通勤デッキ)だ。

Commute Deckは、電車や飛行機の座席などの狭い場所でUNIX端末を使った仕事ができるように考えてデザインした。

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2017.06.19

alt.ctrl.GDC:ゲーム用自作インターフェイスの新しい可能性を探る展示会で披露された奇妙なデバイスたち

ここはオフィスビルの地下階。停電している。薄明るいランタンの光の輪だけが行く先を照らしている。出口はどこだかわからない。しかも、自分一人ではない。ここには得体の知れない化け物がいるのだ。ランタンの光を案内板に向ける。そこにはSB-132研究室と書かれている。すると、ヘッドセットに通信が入った。「待って。そこで止まって。廊下を右方向に進んで、最後を左よ」廊下を進むが、方向感覚を失ってしまった。彼女は、最初を左と言ったのだったか、最後を左と言ったのだったか、思い出せない。うなり声が近づいてくる。

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2017.06.16

レトロなテレビ、Sharp 3S-111WをRaspberry Piでゲームコンソールに改造

Ben Heckを始めとする多くの人たちが、プラスティックと複雑な電子機器を使って、びっくりするようなゲームシステムを自作しているが、あんなすごいモノを自分で作るなんてとても無理だと思っている人も多いだろう。そこで、最低限のスキルと労力で作れる簡単プロジェクトを紹介しよう。

Piのおうち

Raspberry Piにレトロゲームのエミュレーターをぱんぱんに詰め込んでいるのは、私だけではないと思う。そいつは、我が家のテレビキャビネットの上に鎮座し、私や息子たちが、昔のゲームをプレイしたいという欲求に耐えられなくなるのを待っている。

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2017.06.16

Micro:bit財団のCEO、Zach Shelbyが語る子ども向け教育イニシアティブ

昨年、BBCは素晴らしいプロジェクトを実現した。小型の組み込み型コンピューターを英国中の100万人に近い小学生に配布したのだ。その目的は、すべての子どもたちにデジタルな創造性を芽生えさせ、彼らにコーディングを体験させることで、STEM関連の職業への関心を高め、技術に対する自信を身につけてもらうことにある。

BBC Micro:bitと呼ばれるこの手の平サイズのコンピューターには、ARM、Bluetooth、MEMS方向センサーが搭載され、子どもや教師にも簡単に使えるウェブの開発環境が用意されている。

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2017.06.15

「声」のある電子工作をカンタンにするHEARTalk UU-001

「HEARTalk」は、機械との自然な会話を実現するヤマハの技術。人間の呼びかけ音声の音楽的要素をリアルタイムに解析し、機械の応答音声の強さ、抑揚、間、高さを自然にコントロールすることができる。この技術を自作のデバイスやロボットに導入できるよう開発された小さなボードがHEARTalk UU-001(ハートーク ユーユーゼロゼロイチ)だ。

企画は電子楽器「ウダー」でおなじみの宇田道信氏。販売はスイッチサイエンス。ヤマハは技術協力という形で参加している。同社の立ち位置については、下記のプレスリリースを読むとわかるだろう。

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2017.06.13

Micah Tollの新刊『DIYリチウム電池』でリチウム電池を自作しよう

クアッドコプターや小型のロボットの電源には、市販の電池を使用するのが普通だ。しかし、ぴったりくる製品がないことも多い。電圧や容量の問題だったり、単にケースや機体に収まらないという問題もある。もちろん、電池がうまく収まるように本体を作り直すという手もあるが、電池のほうをデザインに合わせられるなら、そのほうがよい。

これは、Micah Tollの新刊『DIY Lithium Batteries(DIYリチウム電池)』の元になっている考え方だ。

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2017.06.01

ESP32で外付け回路不要のオーディオ出力

Hiroshi Narimatsuさんの成果を見て、WiFi/BLE内蔵マイコンモジュールESP32をもう何個か買うことにしました。内蔵のI2S(オーディオ出力用のインタフェイス)と内蔵のDAC(デジタル信号をアナログ出力するコンバータ)を組み合わせて、外付け回路不要(カップリングコンデンサ2個とオーディオジャックのみ接続)のオーディオ出力を実現しています。こんな使い方ができるんですね。数百円の小さなモジュールだけで音楽や声を再生できるということですな。オーディオフォーマットは44.1kHz/12bitステレオ。