Kids

2013.12.02

Kano Kit:組み立て式Raspberry Piコンピューター

Raspberry PiはMakerコミュニティのなかですっかり定着しているが、そもそもPiのコンセプトは、子どものための小さくて安いコンピューターというものであり、学校でのコンピューター教育を考え直すためのものだった。Raspberry Pi財団は、Googleなどの企業の支援を受け、さらにここイギリスで今でも学校のコンピューター教育がどうあるべきかを考え続けているBBC Microの基本精神を受け継ぎ、そのゴールに大きく近づいている。

Kano Kitは、そうした教育目的という本来の道にRaspberry Piを引き戻すものだ。

Electronics

2013.11.28

部品へのプロジェクションマッピングによる通電しない電子工作

アイデアもおもしろいけど、滑らかな実装が見事なデモ。ジェスチャーUIの応用例。音の出る回路に適用しても良さそう。

タッチパネルディスプレイ上で電子部品を仮想的に結線し,プロジェク­ションマッピングによって各種LEDなどを発光しているように見せる電子工作環境であ­る.音やアニメーションによるブザー・バイブレータの疑似動作,画像認識などによる入­力素子の動作にも対応している.指を近づけると端子が拡大する機能により,ドラッグ操­作だけで結線・断線が行える.電子部品店に設置することで未開封のまま部品の動作や仕­様を確認できるほか,複数人でわいわいと作業を行うこともできる.

提案者の秋山耀さんによるデモを12月4日からのWISS2013で見ることができそうです。

Electronics

2013.11.28

Raspberry Piが200万台を突破

Manchester Raspberry Jamからのニュースだ。Raspberry Pi財団のEben Upton代表は、10月末で200万台のRaspberry Piが出荷されたことを公表した。2013年のはじめには、Raspberry Pi財団は正規代理店を通して100万台を販売したと発表したが、先月のはじめには、175万台を記録した。上のビデオで非公式なアナウンスが聞ける(26分のあたり)。詳細は月曜日に発表される予定なので注目したい。その話は、質疑応答の中から出てくる。

Fabrication

2013.11.27

スミソニアン博物館と3Dスキャナーの出会い

ワシントン D.C.のスミソニアン博物館で、3Dスキャンの世界の人たちと、博物館の人たち、合わせて数百人が出会うという楽しいイベントがあった。そこでは、Autodesk、3D Systems、スミソニアンを始めとする多くの博物館から集まった各分野の大勢の専門家たちによるプレゼンテーションが行われた。私たちは、ライト兄弟の飛行機、古代の武器、クジラやイルカの化石、エンブリーア蘭とケブカシタバチのCTスキャン、シャチの帽子について学ぶことができた。

Science

2013.11.26

Making Fun:脳波でコントロールする禅庭

創造性、直感、想像力、そして夢を増長してくれる瞑想は、Makerとしての私の心の琴線に触れる。これ以上、作ることに相性のいいものはないだろう。私は過去に挑戦したのだが、うまくいできなかった。しかし、NeuroSkyのMindwaveヘッドセットが100ドルまで価格が落ちてきたのを見て、もう一度挑戦したい気持ちになった。今回はフィードバック付きだ。このヘッドセットは、脳の電気信号を検知して、緊張と瞑想という2つの状態を測ることができる。

Fabrication

2013.11.21

Sence – 3D Systemsのハンドヘルド3Dスキャナー

11月9日、3D Systemsは新製品、Sense 3D Scannerを発表した。3D SystemsのKeith Ozarは、この新しいハンドヘルド3Dスキャナーを「物理写真機」と説明していた。

Senseは、最大で10×10×10フィート(3メートル立方)、または高画質スキャンでは20インチ(約50センチ)まで寄ることができる。なんと言ってもシステム全体で399ドルという価格がいい。11月18日から全国のStaplesで売り出される。

SenseでスキャンしたMatt Richardson。

Fabrication

2013.11.19

Make the World:みんなで人工装具をプリントする会

10月25日金曜日のこと。クラウドソーシングによる人工装具に関するGoogle+ハングアウト、Make The World: Prosthetics Program(人工装具プログラム)シリーズの最終セッションが、Adafruit Industriesの主催で行われた。3D Printing ProvidenceのMatt StultzがAS220 LabsにおいてMake The World: Prosthetics Build Partyを開き、地元の3Dプリンターをかき集め、必要とする人たちのために義手を3Dプリントした。

Crafts

2013.11.18

大西康明のホットグルーアート

ホットグルーガンは、プロジェクトを素早く仕上げるための秘密兵器として多くのMakerに愛されている。最適な工具がわからないときなどは、とても重宝する。

大西康明はしかし、ホットグルーを素材として使い、金網から垂らして枝分かれさせて、複雑で半透明なアート作品を作っている。尿素結晶を加えることで、輝きを与えている。通常は黒のグルースティックを使っているようだ。こんなすごいものがあるなんて、ちっとも知らなかった。

Crafts

2013.11.13

フォード・フィエスタのトランスフォーマー

イギリス人アーティスト、Hetain Patelが最初に所有した車は、父のお下がりの1988年型フォード・フィエスタだった。彼の最初の彫刻作品は、父と兄弟との共同製作により、この小型車を使ったトランスフォーマーだ。

彼のアート解説に、なぜ、とどうやってが簡潔に説明されている。
イギリスで、インド移民の両親の間に生まれた私は、親から車を譲り受けたことで、独立第一歩を迎えました。これは、私が所有していたものと同じ1988年型フォード・フィエスタを新しく手に入れ、最初の彫刻作品に仕上げたものです。