Fabrication

2015.07.07

3Dプリンティングロボットで橋をかける計画

スケールモデルを3DプリントするABBロボットアーム

3Dプリンターがどんどん身近になり、積層造形法がものの作り方を変え、新しいアイデアや応用法が次々と考え出されている。おもちゃや携帯ケースのプリントも楽しいが、それらは世界を変えるほどのものではない。アムステルダムのNetherlands MX3Dというチームは、橋をプリントすることで世界を変えようとしている。

MX3Dは、ABBロボットアームでMIG溶接アームを操り、溶けた鉄を重ねていく工法を完成させた。

Fabrication

2015.07.03

今すぐ3Dプリントできる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の7つ道具

3DプリントしたImmortan Joeのシフトノブ

いい映画ほど、クリエイティブなマインドに火を付けてくれるものはない。この夏のヒット作品『Mad Max: Fury Road』(怒りのデス・ロード)は、少なくとも一部のMakerにとってはインスピレーションの塊だろう。ここに、この映画に刺激されて作られた7つの作品を紹介しよう。今すぐプリントできるよ。

頭蓋骨のシフトノブ

Mad Maxシリーズでこの新しい小道具を見たとき、Matt Questは自分の車をアップグレードしようと考えた。

Fabrication

2015.06.30

3Dプリントをプラットフォームから外す新提案

3Dプリンターのビルドプラットフォームから3Dプリントを剥がすための方法はいろいろ考えられてきた。Makerbotが特許を持つAutomated Build PlatformからUltimakerの完成したあとのプリントを押し剥がすスクリプトまでさまざまだ。

そして今、MatterHackersは、私が見てきた中で最高の方法のビデオを制作した。Punch-Out!だ。プリントしたマジックハンドの先端に漫画のようなボクシングのグローブが付いている。プリントは、一発でプラットフォームから叩き落される。

Fabrication

2015.06.29

3Dプリントした義足で歩いて泳ぐアヒルくん

ButtercupとMike Garey(写真とビデオ:Feathered Angels Waterfowl Sanctuary)

Buttercupは世界でいちばんかわいいアヒルかもしれない。彼は恋をしている。テディベアを愛し、3Dプリントした義足で歩いたり泳いだりする。

Buttercupは左足がねじれた状態で生まれてきた。完全に前に回らない。そこで、できるだけよい生活が送れるようにと、Feathered Angels Waterfowl Sanctuaryで育てられることになった。

Electronics

2015.06.26

3Doodlerの開発者が語るメイカースペースから市場への道

2013年のはじめに行われたクラウドファンドKickstarter のキャンペーンで、世界初の3Dプリントペンが230万ドルを獲得した。

13万ユニットを超える3Doodlerが売れた。今年の始めには、新しい改良型の、よりスリムになった2.0 versionのキャンペーンが行われ、150万ドルを獲得した。私たちは3Doodleの共同創設者、Max Bogueに会い、その体験について語ってもらった。

DC Denison:これまでにいくつものオモチャを作ってこられましたが、3Doodlerが最初のヒットでしたね。

Fabrication

2015.06.19

HP Sproutの新型3Dキャプチャリング・プラットフォーム

HPの新しいSprout 3D キャプチャリング・プラットフォーム

HPは、Sprout 3Dスキャンニング・プラットフォームの利用者にとって、エキサイティングな発表を行った。

HPのSproutは、タッチスクリーン、オールインワンのデスクトップコンピューター、プロジェクター、キャプチャーステージ、Intel RealSense 3Dカメラ、14メガピクセルの通常のカメラを備えた画期的なハードウェアだ。現実のオブジェクトをスキャンして、コンピューターの中でデジタルデータとしていじることができる。

Crafts

2015.06.09

90年代トランスフォーマー風オモチャをプリントしよう

Lincoln Logs、Lego、Tinkertoys、Hexbugs、K’nexなど、組み立てられることが子どものオモチャの世界では大きな売りになっている。ということは、自分で組み立てられないオモチャを買って遊ぶことに、どんな楽しみがあるのだろう。

そうしたキットの中で最新のものが、アーティストでデザイナーのTomoo Ymaji(山路智生)が製作したエレガントなトランスフォーマー風アクションフィギュア、Stingrayだ。Shapewaysで公開されている。

Fabrication

2015.06.05

GoogleがDIY 3D VRカメラリグを公開

JUMP対応のカメラ16台用VRリグに装着されたGoPro

カリフォルニア州サンフランシスコで開かれたGoogle I/Oの基調講演が、ビデオ製作者のための驚くべき発表で締めくくられた。この夏、GoogleはJUMPという新しいプラットフォームを立ち上げる。ステレオVRビデオの撮影、編集、公開を楽に行えるようにするものだ。

Makerにとっては、この発表でいちばんおいしかったのは、VR映像の撮影に必要な16台のカメラを取り付けるための装置の詳細が公開されるという点だ。

Crafts

2015.05.19

なぜクラフト作家がデジタルファブリケーションを使わなければならないのか

プエルトリコに住むアーティスト、Angel Lamarによる小鳥の彫刻 “Chango”。最初は手で彫り、そのあとはTredéで木材入りフィラメントで3Dプリントした

1年ほど前、サンファンで3Dプリント・ワークショップで講師をしていたころ、1台の3Dプリンターに2人の芸術科の学生が注目した。面白いことに、彼らはテクノロジーに反対する態度をとっていた。ひとりは、機会が広がることに驚いていたが、もうひとりは、それを使う理由を探していた。「これは私たちを置き換えるものではないわ」と彼女は言った。

Fabrication

2015.05.01

ソフトなインタラクティブおもちゃも作れるディズニーの新3Dプリント技術

ディズニーでは、本当に面白い製造技術を研究している。最新のもので興味をひくのは、3Dプリントと布を組み合わせた方式だ。

この方式を端的に言い表すなら、レーザーカットした布の層を組み立てる自動システムとなろうか。彼らのマシンは、通常の3Dプリンターというより、小さな組み立てラインに見える。

まず、バキュームプラットフォームに布を裏側にして吸い付けて固定する。レーザーカットは下から布の裏側をカットするが、すべて真空圧によってプラットフォームに吸い付いたままだ。