Other

2014.04.25

中国のMakerの大きな一歩 ─ Maker Faire Shenzhen

DaleとMaker Faire Shenzhen(深セン)のスタッフたち。

Maker Faire Shenzhenは2014年4月の最初の週末に開かれた。これは中国でのMakerムーブメントの盛り上がりを示すものであり、世界のMakerの重要拠点であることを認識させるものだった。近年、深センには、製造を学びたいMakerたちが世界中から集まり、そのエコシステムの豊富な資源を活用している。

Maker Faire Shenzhenは、中国での最初のフルサイズのMaker Faireだ。

Electronics

2014.04.21

DIY人工衛星の今と未来

人工衛星を自由飛行させて、方向の認識と制御、地上との交信、軌道上でリアルタイムで複雑な計算を行うのに必要な技術の価格と重量とエネルギーが大幅に下落したことで、より多くの人が宇宙にアクセスできるようになってきた。

DIY人工衛星作りが新時代の夜明けを迎えられたのは、シリコンバレーのNASA Ames Research Center が PhoneSatを完成させたことが大きく貢献している。PhoneSatは、その名前から想像できるとおり、スマートフォンの部品とソフトウェアから作られた航空電子工学バスだ。

Science

2014.04.18

なぜ、DIYスペースが重要なのか

これから一週間DIYスペース特集をお届けしよう。つい星空を見上げたくなって、工房に駆け込みたくなるようなプロジェクト、チュートリアル、アイデアなどをお送りする。ロケット、気象観測気球、人工衛星の作り方や、天体写真の撮り方、さらに、自分だけの宇宙服や宇宙食アイスクリームの作り方もある。NASAの契約業者でありMAKEの外部筆者でもあるMatt Reyesをゲスト編集者に迎えて、どーんと打ち上げよう。

Electronics

2014.04.08

家庭用インクジェットプリンタで印刷できる導電性インク

日本のスタートアップ、AgICが、普通の家庭用インクジェットプリンターで使える新しい導電性インクで電子回路のプロトタイピングを変えようとしている。このインクには、いくつかの面白い特性がある。

ブレッドボードで回路を組むのはわずらわしいものだ。それが終わっても、まだプリント基板の設計という仕事が残ってる。基板ができたら、ちゃんと動くかどうかを確認しなければならない。

だが、AgICのインクを使えば、一気にプリント基盤が作れてしまう。

Science

2014.03.28

たった50セントの折り紙顕微鏡

スタンフォード大学の生物工学科教授、Manu Prakash博士には使命がある。マラリア、アフリカ睡眠病、住血吸虫症、シャーガス病など、危険な微生物疾患の診断を、実地研究者が簡単に行えるようすることだ。

そのために、彼は、チームの仲間とFoldscopeを開発した。小さな球状レンズを使う、安価な使い捨ての紙製顕微鏡だ。50セントという大変に安価であることに加えて、Foldscopeは非常に丈夫で、耐水性があり、融通性がある。重さはわずか9グラム。数分で組み立てができ、電源もいらない。

Fabrication

2014.03.18

農業の未来はオープンソースで開かれる

足こぎ式の堆肥粉砕器を披露するFarm Hack。World Maker Faire New Yorkにて。

農家はイノベーターだ。機械いじりが大好きな彼らを表すには、この表現がピッタリだ。彼らは、サーバーファームが立ち上がり、クラウドコンピューティングが普及するずっと前から、複雑な機械をハックし、新しい技術を開発していた。1994年からアメリカの農家は人工衛星を使って農業を管理するようになっているが、我々のイメージは、いまだに錆びついた古いトラクターを運転する彼らの姿だ。

Science

2014.02.20

雪関連プロジェクト10本と雪に関する科学、ビデオ、アート

冬はまだ終わらない。だから、遊んでしまおう。私のように雪が大好きな人も、雪解けが待ち遠しい人も、雪ってビックリするほど面白い特徴を持っていることは認めるでしょう。そこで、MAKEのアーカイブから、雪に関するプロジェクト、雪の科学、Makerが製作した雪のビデオ、美しい雪のアートなどを拾ってみた。

上の写真は雪の専門家でカリフォルニア工科大学教授のKen Libbrechtが撮影したもの。

プロジェクト
コンボ・スノーガン

雪が降らなくてガッカリしている人も、寒い地域に住んでいれば雪が楽しめる。

Fabrication

2014.02.18

ドローンとメイカースペースはチョコレートとピーナッツバター以来の最高の組み合わせ

ワシントンDC地区で開かれたDRONE-A-THONの様子だ。上院での議事妨害の話はナシだ。

日曜日、DC Area Drone User Groupの50人ほどのドローン愛好家がNova Labsに集結し、1日中、ドローンを作ったり飛ばしたりした。このイベントは、ドローン研究家でジョージメイソン大学の自律ロボット研究所の博士課程に在籍中のChristopher Voが主催したもの。

下のムービーはイベントのモンタージュだ。これがいちばんわかりやすい。

Science

2014.02.13

市民科学と市民探検:誰がルールを決める?

自宅研究室でサメを解剖するEd Ricketts (1945) – 写真:Peter Stackpole(そう、なんとEric Stackpoleのおじいさん)。SU Archive #158.

コルテス海探検旅行の準備を進めているとき、誰かが何気なくこう聞いた。どんな許可がいるのだろうかと。それで私たちは、メキシコで生物標本を採取するための正式な許可を取った。

いや、正確にはこうだ。

オーケー、じゃあ許可をとろう。難しいことはないだろう。書類に必票事項を書き込んで送れば、郵便で許可が届く。

Kids

2014.02.04

Googleがレゴをさらにクールに

LEGOで作ったMAKEロゴ

Googleとレゴが手を組んで、バーチャルブロックの世界を新世代に進化させた。Build with Chrome だ。このベンチャーは1月28日にGoogle Chromeブログで発表されたのだが、こう説明されている。「さまざまな形のカラフルなブロックでアイデアを組み立てられるというのは、とても素晴らしいことです。……私たちは、レゴのクリエイティブな自由度に制限を加えるべきではないと考えました……」

このバーチャル環境は、オーストラリアで数年にわたって開発されてきた。