Kids

2016.12.01

高校生が作ったラジコン式除草剤散布機

旭川農業高校畑作機械班の皆さんが開発したラジコン式除草剤散布機を見てみよう。船体はボディーボード。使わなくなった刈り払い機の4サイクルエンジンを改造して推力を得ている。噴霧器は家庭菜園で使われるような小型のものながら、除草剤のタンクは10リットル。10aの田んぼに対して2分間で散布することができる。手作業では5分間とのことなので、かなり早い。市販のラジコンと散布機と比較しても、コンパクトで扱いやすく、そしてなんといっても安い(製作費18.5万円)というメリットがある。

こちらの動画は水田を疾走する勇姿。

Fabrication

2016.11.29

学校で3Dプリンターを手に入れたなら、何をしよう? — 子どもたちが地域の問題を解決する「問題バンク」

学校に3Dプリンターを導入して、準備は整った。キーチェーンや名札やヨーダの頭をプリントして学校に貢献できて、いろいろなものを3Dプリントを使って改善できても、まだ何かが足りないと感じてしまう。マサチューセッツ州マンチェスターのBrookwood Schoolでは、生徒たちの3Dプリントへの関心をテコにして、新しい一歩を踏み出すことができた。3Dプリントによって潜在能力を開花させた彼らは、このエキサイティングな技術がもたらす問題解決の可能性を見いだして、自ら力を付けていった。

Kids

2016.11.10

LEGOで作った2点透視図法のための定規

五十川芳仁さんが公開しているLEGO術を参考にしている人は多いと思います。私も常にウオッチしてます。最近のもので一番面白く感じたのは、この「2点透視図法でイラストを描く定規」。LEGOで道具を作るのって楽しそうですね。この作例は、LEGOの回転要素を実用的に使う練習にもなりそう。

Kids

2016.11.09

今日の教育論議に現れるMaker的思考

今日の教育界における流行語を見ると、全国の学校でMaker的な考え方が、生徒たちに学問を超えた思考のためのツールを与えるものとして支持されていることがわかる。私は特殊教育(心身に障害のある児童生徒を対象として行われる教育)の教師として、教育システムが普通とは違う学習スタイルを受け入れるようになってきたことも見てきて知っている。STEAM(科学、技術、工学、アート、数学)といったコンセプトは、プロジェクトベースの学習であり、個別の指導であり、自分で調べさせる指導であり、協力的学習であり、生徒主体の指導であり、それらはMakerの考え方に通じている。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — Scratch 3.0、日本のアクティブ・ラーニングの進め方:阿部和広さんインタビュー(後編)

青山学院大学客員教授の阿部和広氏へのインタビューの後半は、「Scratch@MIT Conference 2016」で公開された次世代Scratch(Scratch 3.0)の概要と、6月から一般販売を開始した教育用レゴ「WeDo 2.0」について話を聞いた。新しい教材や教員向けサービス、多彩なデバイスへの対応など、学習環境が整備されていくなか、子どもたちが自ら作って学ぶために留意すべき点とは。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — パパート氏の構築主義は世界中へ浸透している:阿部和広さんインタビュー(前編)

2016年8月4~6日、教育用プログラミング環境Scratchの国際会議「Scratch@MIT Conference 2016」が米ボストンのMITメディアラボで開催された。本イベントに参加された青山学院大学客員教授の阿部和広さんに、Scratchの現在と未来、日本におけるプログラミング教育の課題について、話を聞いた。(構成:松下典子、Scratch@MIT Conference 2016の写真提供:阿部和広さん)後編はこちら

メディアラボにおけるScratch Conferenceの開催は2年に1度で、世界最大規模のものとなる。

Electronics

2016.10.21

[MAKE: PROJECTS] LEDとペットボトルを使って5分で作れるキュートなおばけ

夜にぞっとするようなものを作りたい? ペットボトルを使った目が光るおばけはどうだろう。作り方を説明しよう。

Glowieを作る

LEDをテープで電池につなげるとGlowie(グローウィー)ができる。このシンプルな回路が上の写真のようなお化けの目になる。

1. LEDの足で電池を挟む。このとき、プラスとマイナスを間違えないように。長い方の足を電池のプラス側に、短い方の足をマイナス側にする。すぐにLEDが光るはずだ。光らないときは電池を裏返して作り直そう。

Kids

2016.09.15

WRO(World Robot Olympiad)Japan 2016 国内大会は9月18日(日)開催

WRO(World Robot Olympiad)とは、小・中・高校生が自分たちでプログラミングして作成する自律型ロボットの競技大会。市販のロボットキットを使用するために参加しやすいことと、世界各国で開催されるために国際交流が盛んなことが特長です。11月にインドのニューデリーにて開催される国際大会の予選として130のチームが参加する、WRO(World Robot Olympiad)Japan 2016が9月18日(日)に開催されます。

Kids

2016.09.08

感覚的なメカの動きを視覚・数値化するアプリ

QosmoとTASKOの共同開発によるiPhoneアプリ、“TASKO APPS mm/sec” と “TASKO APPS RPM” は、機械の動きを考えるときの助けとなるソフトウェアツールだ。

ものづくりの世界では「勘どころ」が重要ですが、素材や部品・工作機械は全て「数値」が基本。感覚やイメージがあっても、それを数値に置き換えるのは難しいですよね。そこで、各数値を視覚化して、よりフィジカルな工作を実現するためのアプリを考案! このアプリは、数値を直感的な動きやビジュアルに置き換え、部品選定の補助、機械工学学習に役立ちます。

Kids

2016.09.02

Arduino共同開発者、David Cuartielles氏が語るテクノロジー教育「Arduinoを教育に生かす:作ることによる学び」

Maker Faire Tokyo 2016では、教育をテーマにした “作ることで学ぶ” 教室「Maker Classroom」を開設。8月7日には「Arduino in Education : Learning by Making(Arduinoを教育に生かす:作ることによる学び)」と題し、Arduino共同開発者であるDavid Cuartielles氏によるトークセッションが開催された。その内容をレポートする。