Science

2013.12.13

飛びすぎた話か? Amazon Prime Airのハードル

アマゾンの創設者でCEOのJeff Bezosが、60 Minutes segmentにて、Amazon Prime Airという未来の配送システムの開発に着手していることを発表した。簡単に言えば、5ポンド(約2.3キロ)未満の商品は、ドローンによって30分以内に玄関先に届くというサービスだ。

かなりエキサイティングな話だが、今からJeffが想定している2015年のサービス開始時期までの間に、どれだけの問題を解決しないといけないのだろう。FAA(米連邦航空局)の認可を得るのは大変そうだ。

Electronics

2013.11.29

対談:カール・バス × 久保田晃弘 「3Dものづくりの未来」(1)

Maker Faire Tokyo 2013に合わせて、Autodesk米国本社の社⻑兼 CEOカール・バス(Carl Bass)氏が来日した。3Dソフトウェア大手のAutodesk社は近年、個人向けにオープンなソフトウェアや無料サービスを打ち出すなど、Makerに向けて積極戦略をとっている。社長兼CEOであるカール・バス氏と、多摩美術大学教授の久保田晃弘氏に、3Dものづくりの現在、近い将来、来るべき未来について、語りあっていただいた。全3回の記事として掲載する。

Science

2013.11.29

市民探検(citizen explorers):新時代の探検家たち

18世紀から19世紀、専門課程の教育制度がなかった時代、ほとんどの科学研究はアマチュアによって行われていた。(画像提供:Royal Ontario Museum/Flickr)

「前世紀、発見は基本的に物事を見つけ出すことでした。そして今世紀は、発見は基本的に物を作ることです」

2月のTEDカンファレンスでスチュアート・ブランドはそのように語った。これは、ナショナルジオグラフィック協会が、初めての絶滅種再生の会合、つまりバイオテクノロジーを使って絶滅した動物を甦らせる研究を行っている科学者やエンジニアの集まりを主催したことに言及してのことだ。

Fabrication

2013.11.27

スミソニアン博物館と3Dスキャナーの出会い

ワシントン D.C.のスミソニアン博物館で、3Dスキャンの世界の人たちと、博物館の人たち、合わせて数百人が出会うという楽しいイベントがあった。そこでは、Autodesk、3D Systems、スミソニアンを始めとする多くの博物館から集まった各分野の大勢の専門家たちによるプレゼンテーションが行われた。私たちは、ライト兄弟の飛行機、古代の武器、クジラやイルカの化石、エンブリーア蘭とケブカシタバチのCTスキャン、シャチの帽子について学ぶことができた。

Science

2013.11.26

Making Fun:脳波でコントロールする禅庭

創造性、直感、想像力、そして夢を増長してくれる瞑想は、Makerとしての私の心の琴線に触れる。これ以上、作ることに相性のいいものはないだろう。私は過去に挑戦したのだが、うまくいできなかった。しかし、NeuroSkyのMindwaveヘッドセットが100ドルまで価格が落ちてきたのを見て、もう一度挑戦したい気持ちになった。今回はフィードバック付きだ。このヘッドセットは、脳の電気信号を検知して、緊張と瞑想という2つの状態を測ることができる。

Science

2013.11.15

新時代の化学実験セットを復活させるコンテスト

子どもたちにとって、化学実験セットは科学との最初の出会いであり、初めての実験を体験できるものだ。両親や教師にとっても、子どもと科学を語り合う最初のきっかけになる。アメリカ文化のなかで、化学実験セットは1950年代的な独特なオーラを放つものである、それは子どもたちの科学に対する理解と、なにより科学への興味を引き出す重要な存在だ。

そうした意味で、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団の、21世紀の化学実験セットを復活させるコンテストはいいアイデアだ。

Science

2013.11.11

ドローン・シネマトグラファー、Chris Kippenberger

Chris Kippenbergerは、大好きな自動車や自転車の、その他の方法では撮影に大金がかかるか、または不可能な映像を、DIYドローンを使って撮り続けている。彼にとって、ドローンは単なる商売道具だ。それが目的ではない。Chrisは先週末、Drones & Aerial Robotics Conference(DARC:ドローンおよび飛行ロボットのカンファレンス)で、航空写真の作業グループに参加した。DARCで紹介されたChrisの作品に関する記事を抜粋しよう。

Science

2013.11.08

女性とサイエンス

ニューヨーク在住のアーティスト、Kim Hollemanは、今年のWorld Maker Faire New YorkでTrailer Parkと題する、トレーラーの中に公園があるという作品を展示して、エディターズチョイス賞と教育賞のリボンを6つ受賞した。

女性を科学の分野に進出させることを目的としたレポート、取り組み、コンペ、プログラム、あるいは、そもそもなぜ女性科学者が少ないのか、に関する文章を、私は毎日のように目にしている気がする。

Electronics

2013.10.28

ウェブ開発者も来るのか?

今日、私はMakerとは縁のなさそうなところで1日を過ごしてきた。Great British Node Conferenceだ。ご存知ない方のために説明すると、node.jsとはサーバーサイドJavaScriptで、ノンブロッキングI/Oのイベント駆動型JavaScriptプラットフォームだ。今、急速に人気を高めていて、ウェブコミュニティのマインドシェアになっている。

#nodebowlerhat

これが単なるプログラミングのカンファレンスではないことは、最初の講演者であるClock の Paul Serbyの話でわかった。

Science

2013.10.16

Maker’s Notebookを埋め尽くす

音楽: clintongore

私は約2年前に Maker’s Notebook を手に入れ、すぐに使い始めた。私はこの整理ゲームに後から参加したので、システムはずいぶん特異なものになった。私は予定表をいくつか書き込んだが、とにかくなんでも書き込むことに使った。その結果、余白をひとつも残さずに使うという衝動に駆られた。映画『セブン』のケヴィン・スペイシーのようだと言う友だちもいたが、それでうまくいっていた。

上のビデオを見ればわかると思う(個人情報は編集してある)。