Electronics

2019.08.09

Maker Faire Tokyo 2019レポート#4|直径約8cm、45×120解像度の球体ディスプレイ「neon」の進化

Maker Faireでは連続出展のブースも多く、作品やプロトタイプの定点観測的な楽しみ方もできる。「今年はこう来たか」あるいは「ここまで精度が出ているのか」と毎年のバージョンアップが楽しめるのだ。その中から「neon」を紹介したい。

球体ディスプレイ

neonは2014年のハッカソンイベント(GUGEN x FlashAir Hackathon)で最優秀賞を受賞したチームが母体となっている。そこから、音楽と同期して発光パターンをコントロールできるボール「スマートジャグリング」の開発。

Other

2018.08.05

Maker Faire Tokyo 2018レポート #4|木と鉄で作る原付3輪自動車、ソルダリング・シンセサイザー、黒ひげ危機一発VRなど、見逃せない19のプロジェクトを紹介!

今年もMaker Faire Tokyo 2018の夏がやってきました。今年も世界中から集まってきたMakerが、自慢の作品を持ち寄ってお祭り騒ぎを楽しんでいる。さっそく会場で目に止まった作品を紹介したい。

木と鉄で作る原付3輪自動車

りひと工業自動車部が制作した、木と鉄製のオリジナルフレームに50ccのエンジンとホンダ カブの部品を組み合わせて作った自作原付3輪自動車。材料のほとんどはホームセンターで変えるものばかり。ナンバーも取得しており、実際に日々の通勤に使用しているとのこと。

Other

2017.07.07

オープンソースハードウェアの旗手、Adafruitは会社の運営もオープンソース化している

世の中には、見事な直感が働き、先陣を切る勇気と信念を持ち、大胆な行動が次々に良い結果を生むという、まるで魔法にかけられたかのような企業がある。Adafruit Industries(エイダフルーツ・インダストリーズ)はそんな企業だ。2005年、MITで工学を学んでいたLimor“Ladyada”Friedは、学生寮の一室で、オンライン教材とDIYエレクトロニクスのためのオンラインショップ、Adafruitを立ち上げた。現在は、エレクトロニクス製品と教材を提供するコミュニティ主導の企業として、またマンハッタンのソーホー地区ではMakerコミュニティとして大成功を収めている。

Electronics

2017.05.11

1,000円未満で買えるRaspberry Pi用表示デバイス

HDMIケーブルでディスプレイをつなぐのではなく、直接Raspberry Piに表示機能を持たせたくなった事はありませんか? 純正の7インチディスプレイが使えればいいんですけど、ちょっと費用と手間がかさみます。できれば1,000円未満で済ませたい、しかもなるべくカンタンに……という場合に使えそうな表示デバイスを2つほど見繕ってみました。

秋月電子通商の『Raspberry Piキャラクタ液晶ディスプレイモジュールキット』なら、820円で8×2文字のLCDとRasPi用の変換基板が手に入ります。

Electronics

2014.03.24

無線ICタグでゴーカートをマリオカートに

任天堂のマリオカートを長年プレイしてきた私は、昨日、SXSW Gaming Expoの会場でものすごく懐かしいものを見た。PenzoilがMario Kart: Reimagined(マリオカート再考)という展示を行っていたのだ。ゴーカートコースなのだが、ドライバーがマリオカートのキャラクターになれるというものだ。

ゲームと同じように、コース上にはスピードブースターなどのパワーアップアイテムが置かれている(スピードが落ちるアイテムもある)。このシステムは、無線ICタグとセンサーで構成されている。

Electronics

2013.08.05

Maker Faire Romeの出展プロジェクト先行プレビュー ─ Arduinoで未来をMakeする

7月のはじめ、私たちは、10月3日から6日にイタリアで開催されるMaker Faire Rome — the European Editionに出展予定のすべてのプロジェクトに目を通した。それは、ヨーロッパ中から集まったプロジェクトを見るという素晴らしい経験であり、MakerTourでは、そのうちの何人かに会い、それを広く伝えるための69本ものビデオクリップを作ることができた。このビデオはYouTubeのMaker Faire Romeチャンネルで見ることができる。

Fabrication

2013.03.01

3Dプリント革命:複雑な現実

この小さくて精巧な装置はCADモデリングで作られた。家で作るときのコストは10ドル程度。3Dプリンターは使っていない。

この数年間、安価な3Dプリントが数多くのギークたちの心を掴んできた。そしてこの来たるべき製造革命のスターが主流に躍り出た。エコノミスト誌は、去年だけでも3Dプリンターに関する記事を20本ほど掲載している。これはただ事じゃない。

3Dプリントの魅力は簡単に理解できる。インターネットによるDIYムーブメントのルネッサンスと偶然に重なって人気も出た。

Fabrication

2012.08.24

Kickstarterの次はなんだ?

Kickstarterは、その名が示すとおり、「スタート」にすぎないことがわかった。30日、7日、48時間というタイマーのカウントダウンに翻弄されて、1カ月間の短距離走を走っているような勘違いに陥ってはいけない。Kickstarterキャンペーンは『帝国の逆襲』でルークがヨーダの特訓を受けるシーンのダイジェスト版みたいなものだ。この凝縮された時間の中に、さまざまなことが起きる。しかし、この前には長い準備期間があり、さらにその後にはもっと多くのアクションが起きることになっている。

Electronics

2012.06.19

マンガでわかる表面実装パーツのハンダ付け

電子パーツはどんどん小さくなり、ホビー向けのキットにも表面実装パーツが増えてきた。基板の穴に足を通すのではなく、基板の表面に固定するタイプのパーツだ。非常に小さいため、基板上に正確に配置するのも素人には難しい。しかし、Greg PeekとDave Robertsが製作したこの18ページのマンガ解説書が、そんな我々の悩みを解決してくれる!
これを読んで、表面実装パーツに挑戦したいと思ったら、キットで試してみてほしい。手頃なキットが見つからないときは、Wayne and LayneのBlinky GridマトリックスとBlinky POVがお勧めだ。

Other

2012.05.11

中国で初めて開かれたMini Maker Faireの写真

今月のはじめに、中国の電子製品の開発製造業地帯として知られる深圳経済特区で初のMini Maker Faireが開かれた。海外からは サンフランシスコのMitch Altmanや日本の伊藤元など、そして北京や地元のハッカースペース、ChaihuoのMakerたち60名以上が集まった。出展されたプロジェクトは、ロボット、eggbot、3D POVディスプレイ、ピアノの部品を使ったオモチャなどなど。粘土のモデリングを教えるテーブルや、いつも大人気のハンダ付け教室も開かれていた。