Kids

2016.05.31

Maker Faireを存分に楽しむための教師の知恵

好奇心と学ぶ意欲とをあわせ持つ教師は、Maker Faireと大変に相性がいい。同じことを何年間も、いろいろな方法で説明し続けてきたことで、教師は初心者の案内役として十分な訓練を受けている。毎年、私はかならず教師たちに聞くことにしている。Maker Faireを、どのようなプランでどのように見て歩けばよいのか、そのコツをだ。ここに紹介する話は、2016 Maker Faire Bay Area Teacher Teamのメンバーから聴き取ったそのままだ。

教師たちがお勧めする行動……

気まずいことをする。

Electronics

2016.05.30

より簡単なIoTやコラボレーションを実現するArduino Create

今年の始めに開かれたArduino Day Festivitiesの期間中に、Arduino Create環境がついにプライベートベータテストに入ると発表された。そしてMaker Faire Bay Areaで、新しいユーザーにもその門戸が開かれる。

だが、これから先しばらくは、両方の環境が共存していくだろうと私は確信する。新しいプラットフォームは、私たちが使ってきた古いArduino開発プラットフォーム(その元になったWiringプラットフォームをはじめ、良くも悪くも多くのものを継承している)を、現代的で柔軟で、おそらくもっとも重要なことには、ウェブベースのツールチェーンを用いて置き換わろうとしている。

Electronics

2016.05.26

昔のMacの顔をしたRaspberry Pi 16個入りのスーパーコンピュータ

Kosaka Kimioさんのスーパーコンピュータが完成に近づいてきたようなので紹介します。Macintosh Classic IIのケースにRaspberry Pi model Bを16個、8インチ液晶ディスプレイ、16ポートLANスイッチそして電源を組み込んで、クラスターマシンとして蘇らせるプロジェクト。ケースを閉じた状態を前から見ると、古いClassicを大事に使っている人なんだな、と思いそうですが、なかをみるとRasPiがぎっしり詰まっているわけです。工作の過程はブログにまとめられています。

Crafts

2016.05.25

旋盤で削りだした竹製デススターを見よ

このところ、非常に多くの人たちがYouTubeでコンテンツを発表しているのを見ては、とても刺激を受けている。なかには大変に丁寧に作られているものもある。プロジェクトを始めて、最後まで作り上げるのは大変なことだが、その過程を詳細に記録して、結果としてチュートリアルとしてインターネットで公開するのも大変だ。さらに全体を記録して、編集して、そのビデオを公開するのはまた大変なことだ(多くのMakerは、写真付きで詳しい作り方の説明を「Instructables」などで公開している)。

Fabrication

2016.05.24

Allforgeで3Dプリント型を使って安価な射出成形

「Make:」の誌面で、我々は射出成形などの従来の製造方法よりも3Dプリントのほうが進んでいると主張してきた。3Dプリントは、高速でひとつだけのものをプロトタイプするのに適している。しかし、大量生産するのには向いていない。大量生産となると射出成形の出番だ。

Allforgeは、その2つの技術を非常に面白い形で合体させた。このマシンのモールドチャンバーには、金型と3Dプリントした型の両方が使えるようになっている。3Dプリントで作った型は、テスト用と、少量の生産用にも使える。

Other

2016.05.23

17人のスターMakerが語るとっておきの助言

「Make:」英語版の50号目(April/May 2016号)を記念して、誌面に貢献してくれた人たち、Maker Faireに参加してくれた人たち、ウェブサイトに記事を書いてくれた人たち、Maker Mediaの成功に大きく関わってくれた人たちに、最近の活動について聞いてまわることにした。彼らには、現在行っているプロジェクト、とっておきの助言(実用的な工作の技からMaker Proとしての心構えまで)、そしてMakerムーブメントで刺激された思い出を聞いた。完全な記事は本誌を読んでほしい。

Electronics

2016.05.19

IchigoJamでJavaScriptやviが動くOS “IchigoLatte”

IchigoJamといえばBASICという印象でしたが、いつのまにかJavaScriptも使えるようになっていました。エディタはなんとvi。フルセットのJavaScriptではないものの、BASICよりこちらのほうが馴染んでいる、という人も多いことでしょう。「ちょっぴり大人なこどもOS」の最新版 “IchigoLatte0.4″は次のページからダウンロードできます。

Crafts

2016.05.18

Brendan TangのSFと陶器を融合させたサイバネティック彫刻

Brendan Tangの80年代初期の彫刻シリーズ、「Manga Ormolu」では、未来的なロボットの一部と中国の陶磁器が複雑な曲線で融合して共存している。Tangの作品の組み合わせは、18世紀ヨーロッパで行われた既存の芸術作品に金で飾りを入れるormolu(オルモル)に影響を受けている。しかし、彼のシリーズの魅力は、2つの異質なものが絡み合う難しさにある。ロボットの要素が陶器の優美さを押しつぶしている。同時に、陶器がロボットの領域に覆いかぶさっている。

Fabrication

2016.05.17

コーヒー缶で加熱炉を作る

スープ缶、ペンキ缶、コーヒー缶で作った加熱炉。金属の鋳造は、技術的にも、金銭的にも、手の届かない技術だと思っている人は多いだろう。しかも危険が伴う。たしかに、本気で鋳造を行おうと思えば、そのすべてを覚悟しなければならないのだが、ナイフなどの小さなものを鋳造するための、わずかな金属を溶かす超小型の炉なら、それほど難しくない。

coffee can forge(コーヒー缶炉)やmicro forge(超小型炉)で検索すると、ブリキ缶で自作する(自分が必要とするサイズの)小型炉がたくさん出てくる。

Crafts

2016.05.16

ダンボールの使い方:切る、曲げる、型を作る、パピエマシェ

ダンボールはどこにでもある。剥がしたり、曲げたり、切ったり、さらにはレーザーカッターで好きな形に切り抜いたりもできる。プロジェクターを使えば、ペーパークラフトのデザインをダンボール上に大写しにして写し取り、タブとスロットで簡単に組み立てられるプロジェクトもできる。

ダンボールのタイプ
ダンボールと言ったときに、大抵の場合は、Cフルートと呼ばれる波形の層を挟んだ厚紙を指す。ダンボール箱などには、厚さ4ミリで、やや柔らかい厚紙からできたものが使われる。ざらざらした繊維質の紙の間に波状の層が挟まれている。

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