Electronics

2017.11.15

90年代後半のPCをレストアするだけの動画が楽しい

1998年製のPackard Bell Multimedia PCをレストアするという18分もの動画が、こんなに面白いとは思わなかった。少なくともこれは、私にとっては記憶の道筋を辿る懐かしのテクノの旅だった。私もこんな安物PCで遊んでいた。言うなれば、90年代のVolksPCだ。それは、私がアップグレードしたり、あちこちいじり回したりした最初のコンピューターだった(CPUや電源やメモリーやドライブを換装したりした)。自分でTVカードをインストールした最初のPCでもあった。

Electronics

2017.11.14

ICの「蓋を開ける」方法

念のためにお伝えしておくが、この「蓋を開ける」とは、繊細な電子回路を保護するために密閉されているICの樹脂のカバーを取り除いて、中身を見てみようということだ。私も長年、電子工作をやってきたが、この脚の生えた小さな黒いモノリスの中が、実際にどうなっているのかをよく知らずに使ってきた。

上の動画は、Applied Scienceの愛すべきマッドサイエンティスト、Ben KrasnowがICのカバーを削って溶かして、中の小さなチップを露出させている。彼は次のように解説している。

Fabrication

2017.11.13

紙でアクリルや木材などを切る

厚紙やアクリルや木材までもが、回転ツールに取り付けた紙のホイールで切れるなんて思ってもみなかった。下の動画では、JohnnyQ90が2枚の紙を貼り合わせて作った歯を小型の回転ツールに取り付けて使っている。これで彼は、ダンボール、アクリル板、プラスティック管、木の丸棒などを切断して見せた。紙は歪みやすいために正確にはいかないが、驚くほどよく切れる。だからといって、市販の切断用ホイールを今すぐ紙に変えようと思うわけではないが、面白い実験だ。

この動画は、テーブルソーで紙のホイールを使った別の人の実験を参考にしている。

Kids

2017.11.10

「すべての子どもがテクノロジーを使えるように」― Micro:bit教育財団CEO Zach Shelby氏インタビュー

イギリスで100万人の子どもに無償配布されたことで大きな話題を呼んだ(記事参照)、教育用マイコンボード「BBC micro:bit」(以下micro:bit)。英国放送協会(BBC)が主体となって開発したこのボードには、ボタンスイッチ、LED、加速度センサー、光センサー、地磁気センサー、温度センサー、BLEなどが搭載されており、これ1つでさまざまな動きを表現できる。また、ブラウザ上でブロックを組み合わるだけでプログラムを作れる開発環境も用意されており、子どもでもかんたんにプログラミングを習得することが可能だ。

Kids

2017.11.10

新刊『micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス』は11/25発売。MAKEグッズがもらえるキャンペーン実施中!

新刊『micro:bitではじめるプログラミング』が発売されます。この本は、プログラミングに興味を持ちはじめた小学校高学年〜中学生くらいのお子さん、またプログラミング教育やSTEM教育に関心をお持ちの親御さんが、親子でいっしょにプログラミングをはじめて学ぶのに最適な本です。

プログラミングが未経験の方でも、本書の手順どおりに進めていけば、かんたんにいくつかの作品が完成できるよう構成されています。本書を通じて、実際のものが動く仕組みを知ることができ、また、自分でも工夫していろいろなものを作るためのヒントを得ることができるでしょう。

Crafts

2017.11.10

ペットを失った友人に贈る木彫りのパグ

ペットは大切な家族の一員だ。失えば、心に深い悲しみが残る。Redditのユーザー、Tyusは、友人が可愛がっていたパグを亡くしたとき、その子に敬意を示すために、木彫りのパグを作ろうと決意した。「昨日、彼女に渡しました。彼女は泣いていました」と彼は話している。私たちも、ちょっぴり泣けた。

Electronics

2017.11.09

Web Bluetooth API経由でセンサデータを音声合成読み上げ

Web Bluetooth APIによってブラウザがBLEデバイスと通信できるようになりました。つまりブラウザとテキストエディタだけでBLEプログラミングができ、できあがったプログラムはウェブページの一部ですからインストール不要で実行可能ということです。

そのわかりやすいデモをクラゲさんが作ってくれました。

クラゲのIoTテクノロジー – BLEデータに応じて音声合成で読み上げ!

可変抵抗器の状態をAD変換で読み取って、その値をスマホ上のChromeが読み上げてくれます。

Fabrication

2017.11.08

TinkerCadを簡単に見くびらないで

Geoff Shortsは、TinkerCadを試した感想を書いている。彼は当初、TinkerCadはFusionの機能を絞った無意味なツールだと思っていたのだが、実際は驚くほど使えるものだった。

先日、私はハロウィーンをテーマにした何かをTinkerCadでデザインするという大会に参加した。だが、長年、Autodesk Fusion 360のハードコアユーザーである私には、Fusion 360と比較して機能が限定されたTinkerCadをわざわざ使う意味がまったく理解できなかった。

Fabrication

2017.11.07

スマートフォンを光源とする99ドルの光造形3Dプリンター、Onoの実働デモを見た

Maker Faireのいいところは、誰よりも早く新しい技術が見られる点にある。2015年、ニューヨークのWorld Maker Faireで、Olo Printerというデバイスのコンセプトが発表されて話題を呼んだ。スマホの画面の光を使ってレジンで3Dプリントをするというアイデアだ。その翌年、その企業がKickstarterキャンペーンを立ち上げ、99ドルで発売予定のそのプリンターに、16,000人のバッカーから230万ドルの資金を集めることに成功した。そしてその名称をOloからOnoに変更した。

Crafts

2017.11.06

気候変動データを鍵編みで毛布化する

ちょっと見ただけでは、可愛い模様の鍵編みの毛布にしか見えないが、じつはすごい内容が含まれている。この毛布には、過去130年間の気候変動のデータが編み込まれている。ひとつの六角形が1年を表し、20世紀中ごろの平均気温に対する気温の変化を色で示しているのだ。

この独創的なデータ視覚化毛布は、Lara Cooperの作品。彼女は野生動物の保護に尽力する生物学者なのだが、研究室の外では、Level Up Nerd Apparelという、ナードな衣料品を販売するオンラインショップを経営している。