Other

2017.12.14

これからの「布」を考える展示、YCAMで開催中

YCAMで開催中の「布のデミウルゴス―人類にとって布とは何か?」は、西陣織の老舗である株式会社細尾とYCAMが中心となり、アーティストの古舘健や慶応義塾大学筧康明研究室らとともに進められてきた共同プロジェクトの成果発表だ。

今回の展示は、コンピュータープログラムや新規素材の導入実験により「糸」「織」と言った布の根源的な構成要素に新しい可能性と発想を与える「これからの布」と、美術家の吉田真一郎が収集し展示構成した大麻布群を参考作品として公開する「布の歴史」の二部構成。

Electronics

2017.12.13

サンフランシスコにスマートフォンのコンピューティングパワーを分け合う世界初の市民IoTネットワークが誕生

サンフランシスコの街に、新しいタイプの無線ネットワークが広がりつつある。スマートフォンの利用者のためのネットワーク、Noodle! Coinsだ。省電力型Bluetoothを使用し、クラウドソースのMakerデバイスによって接続性を高める、データのアップロードが劇的に安くなる遅延耐性ネットワークだ。アプリをインストールすれば、誰でもこの市民ネットワークに参加できるようになる。

これまで、Makerがつながるためにはお金がかかった。セルラーモデムは月額料金が5ドルから10ドルするし、電源を確保するのも大変だった。

Other

2017.12.12

Googleがインテリジェントなカメラを作れるRaspberry PiベースのAIY Vison Kitを発売

MagPiマガジンの付録だった Google / Raspberry Pi AIY Voice Kitが大好評となり、今年の夏には販売もされた。このチームが今度は紙箱に収まるAIキットを発売し、最新テクノロジーがぐっと身近なものになった。

今回発売になったのは、Raspberry Pi Zero Wをベースにしたハック可能なカメラシステム、AIY Vision Kitだ。これにはIntel Movidiusチップを搭載したオリジナルのBonnetボードが使われている。

Other

2017.12.11

新刊『カーハッカーズ・ハンドブック』は12/22発売!

「Make:」書籍チームが企画・制作を行った書籍を紹介します。

●書籍紹介

本書は、複雑な電子機器とコンピュータシステムを備えた現代の自動車が、どのような仕組みで動作しているかを、より深く知りたい読者(ハッカー)のための書籍です。自動車の脅威モデルの紹介にはじまり、CANバスをはじめとしたさまざまなバスネットワークを解説、さらにCANバスのリバースエンジニアリングを行います。そしてECUをハッキングするための基礎的な知識と具体的なハッキングの手法も紹介。

Fabrication

2017.12.08

米TechShopで新オーナーが再開を検討

英語版編集者より:前TechShop(米国)のCEO、Dan WoodsがTechShopコミュニティに送ったメッセージを「Make:」のウェブサイトでも発表して欲しいと編集部に転送してくれた。

同志のみなさん

いいニュースをお伝えできることになりました。

TechShop, Inc.は、サードパーティーに資産のすべてを引き渡すことに同意しました。新しいTechShop 2.0, LLC(有限会社)は、できるだけ早く、できるだけ多くの店舗を再開したいと考えています。

Other

2017.12.07

デザイナーが身につけておくべき知財の基本

特許庁が公開した教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」は、デザイナーだけでなく、アーティスト、メイカー、そして各分野の学生にとっても有用と評判だ。PowerPoint形式のスライドがクリエイティブ・コモンズ(CC BY-NC 4.0)ライセンスで公開されている。講義用の教材としての使用が想定されているので、読むだけですべてわかる、という性質のものではないが、ポイントがコンパクトにまとめられていて事例も豊富なので、独習者が概要把握のために使っても役立ちそうだ。

Kids

2017.12.06

LED、多彩なセンサー付きですぐに動かせる「micro:bit」は、ブロックエディタとJavaScriptエディタをすぐに切り替えられる開発環境も魅力

プログラミングというと、パソコンやスマホの画面上で動く、バーチャルなソフトウェア、というイメージがあるが、実は、プログラミングは生活の中にあふれる身近なものだ。現代の洗濯機や掃除機、冷蔵庫、電気シェーバーやドライヤーなど、あらゆる家電には、プログラムが組み込まれた小さなマイコンが搭載され、便利な機能を提供している。

STEM教育では、ただ画面上でプログラムをつくるだけでなく、現実のモノを動かし、暮らしに活かせる技術として体験しながら学ぶことが大切だ。