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[セッション情報]

分科会(A)14:30-15:30

オープンソースハードウェアの理想と現実 小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授)/金本 茂(スイッチサイエンス)/ドミニク・チェン(NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事) Arduinoによって多くの人に知られることとなったオープンソースハードウェア。オープンソース化によってさまざまな可能性が開拓される一方で、定義やライセンスが定まっていないことによる誤解や混乱が生じているのもまた事実です。このセッションでは、Arduino Fio、スイッチサイエンス、SparkFun Electronics、Seeed Studioなどのさまざまな実例を題材に、その広がり、可能性と課題について、技術、教育、経済などのさまざまな視点からディスカッションします。 オープンソースとデザイン 久保田 晃弘(多摩美術大学(ARTSAT、FabLab Shibuya))/緒方 壽人(ON THE FLY Inc.) オープンソースやクリエイティブ・コモンズ時代に、デザインは一体どのような役割を果せるのでしょうか。オープン化することによって分散していくことと、統合したりミニマルにすることから生まれる美は、どのようにすれば両立するのか、あるいは両立しないのか。デザイナーにとってのオープンソースを、さまざまな観点から議論できれば、と思います。 behind the scenes 城 一裕(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師)/石橋 素(エンジニア/アーティスト・4nchor5 la6/Rhizomatiks/DGN)、真鍋 大度(アーティスト/プログラマ/デザイナー/DJ/VJ/作曲家・Rhizomatiks/4nchor5 la6) このセッションでは、クライアントワークから自主的なプロジェクト、さらには製作スペース“4nchor5la6”(アンカーズラボ)の運営に至るまで多岐にわたる活動を繰り広げる、石橋素、真鍋大度の二人をゲストに迎え、制作活動の舞台裏の紹介を通じて、openFramewoksから生体センサー、kinectから工業用ロボットアームに至るまで、様々な同時代のテクノロジーを駆使するにあたっての産みの苦しみ、そして悦びを参加者とともに話し合います。

15:45-16:45 分科会(B)

Makerムーブメントと芸術表現 城 一裕(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師)/松井 茂(詩人、東京藝術大学芸術情報センター)、毛利 悠子(美術家) このセッションでは、ローマ数字のⅠ、Ⅱ、Ⅲのみからなる純粋詩や、毎日新聞の天気予報からなる量子詩を展開する一方で、デジタルファブリケーションの創造力を考察し続けている松井茂、拾ってきた楽器やサボテンから電磁波まで様々なものを作品の素材とし、それらが繋がり合う空間を展開してきた毛利悠子、の2人をゲストに迎えます。自らの手でモノを作り、その成果を共有する、という意味で、共通点があるようでないような、またないようであるような、Makerムーブメントと芸術表現、ゲストとの対話を通じて浮かび上がるであろうその差異を手がかりとして、新しい“知”のあり方を参加者とともに探ります。 DIY Money(Maker Faireのためのお金をつくる) 久保田 晃弘(多摩美術大学(ARTSAT、FabLab Shibuya))/小町谷 圭(メディア・アーティスト/札幌大谷大学メディアアートコース) 経済の情報化が進む中、このセッションでは逆に、物質としてのお金について考えてみたいと思います。例えばどこかの(例えばMakeの)コミュニティ内の地域通貨として、硬貨の形状データがThingiverseのようなオープンなサイトからCCライセンスで提供されていて、誰もがそこからデータをダウンロードして3Dプリンタでお金をつくれる、つまり誰もがオープンな造幣局になることができたら、一体どのような経済が実現するのでしょうか。こんなDIY Moneyを次のMaker Faireでぜひ実践してみたいと思います。 ものを作る仕事を作る 船田 巧(日本パーソナルファブリケーション協会理事)/乙幡 啓子(妄想工作所代表)、加藤 良将(メディアアーティスト)、山本 俊一(山本製作所/tkrworks) Make: Tokyo Meetingでお馴染みの出展者をゲストにお招きして、インディペンデントなものづくりを仕事にする面白さと難しさについて語っていただきます。3人の共通点は、自ら作ったものを自ら販売して、直接ユーザーに届ける活動に注力している点です。直面している課題と、これからの展望を、参加者全員で共有することが目標です。 DIY MUSIC(Make:カルチャーと楽器/音楽表現) The Breadboard Band(原田 克彦、大石 彰誠、斉田 一樹)/坂巻 匡彦(KORG 商品企画担当)、高橋 達也(KORG 開発担当)、武田 元彦(電子楽器/製造販売 beatnic.jp代表)、菅野 創(アーティスト) 音楽や楽器をつくることとMake:ムーブメントはどのように関係しているのでしょうか? Make Tokyo MeetingではこれまでDIY MUISCとして音楽イベントを行ってきました。今回のカンファレンスでは、Make:カルチャーと音楽の関係について、サウンドイベントのこれまでとこれから、さらに自作楽器の現状からオープンソースハードウェア/デジタルファブリケーションと楽器制作、ビジネスとしての楽器製品開発との関係について、様々な側面からディスカッションします。

プレゼンテーション(各5分間)13:30-14:15

FPGA-CAFE/FabLab Tsukubaのご利用方法 すすたわり(FPGA-CAFE/FabLab Tsukuba店長) FPGA-CAFE/FabLab Tsukubaは5月で丁度2周年となりました。毎週日曜日に各設備を無償でご利用いただけるFabLabサービスを行っておりますが、その利用方法についてご紹介したいと思います。 Astro-Ornamentができるまで 梅澤陽明(FabLab Shibuya) ひとつのキーワードをきっかけに集まったMakerたちが、短期間でこれまでになかったモノを創りあげました。 志を共にしたMakerがコラボレーションすることによる好例として、その活動をご紹介いたします。 Getting Started with Hardware Factory&Store 久川真吾(株式会社鳥人間代表) オープンソース文化などの進歩で、誰でも自分だけのハードウェアを気軽に、自宅やFabLabで設計・製造・販売できる環境が整っています。HarpyHack.comについて、各過程を具体的にご紹介します。 株式会社ビートクラフト(タイトル、内容調整中) 触感をオープンソースする テクタイルプロジェクト 三原聡一郎(山口情報芸術センター インターラボ所属)、仲谷正史(慶應義塾大学院 メディアデザイン研究科リサーチャー)、筧康明(慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)、南澤孝太(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科特任講師) 触感を自在にやり取りすることは、遠い未来の話でしょうか? 本プロジェクトでは、触感をつくるオープンソース開発環境の提供とコンテンツ製作の実践を行っています。触感を創作し楽しむ文化の醸成を目指します。今回、多様なオープンプロジェクトの紹介、そして開発中の触感ツールキットデモも行います!(http://www.techtile.org/) Make:とニコニコ学会βの幸福な関係 高須正和(チームラボ/ニコニコ学会β) オンライン上で10万人以上の視聴者(リアルタイムのみ、録画含まず)を集めるニコニコ学会β。発表者の多くはMake:つながりです。Makerへの感謝を。そして、これからもぜひ一緒に研究しましょう! [イベント概要ページに戻る

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