Other

2022.10.21

驚愕のメカニズム、執念の作り込み、グッとくる力作ぞろいで審査が難航!「Young Maker Challenge 2022」コンテスト表彰式 — Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #7

Maker Faire Tokyo 2022から新しく始まった企画が、「Young Maker Challenge 2022」コンテストである。これは、Maker Faire Tokyo 2022に出展するすべての「Young Maker(学生メイカー)」を対象に、技術レベルの高さに限らず、発想のユニークさ、アイデアを形にすることの熱意などの視点からも審査を行い、学生メイカーの挑戦をサポートしていくもの。

Other

2022.10.19

90枚以上の公式記録写真と出展者コメント入りの記録映像で振り返る「Maker Faire Tokyo 2022」

2022年9月3日(土)、4日(日)に開催された「Maker Faire Tokyo 2022」を公式記録写真と出展者の短いコメントも収録された公式記録映像で振り返ります。2023年10月14日(土)、15日(日)に開催予定の「Maker Faire Tokyo 2023」にて、皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

Other

2022.10.07

“雑に作っているわけじゃないのに雑になるんだよ”―「パネルディスカッション:雑にやることが世界を変えるかもしれない」— Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #6

Maker Faire Tokyo 2022で開催されたステージプログラムで、聴衆から共感を得て会場を大いに沸かせたのが、パネルディスカッション「雑にやることが世界を変えるかもしれない」だった。このパネルディスカッションは、「電子工作を雑にやること」「雑にやってきた人が導く側に立つこと」をテーマに話し合われたもので、モデレーターはヘボコン主催者でデイリーポータルZ編集者の石川大樹さん。パネラーには、ギャル電のきょうこさん、無駄づくりの藤原麻里菜さん、青山学院大学大学院特任教授の阿部和広先生が招かれた。

Science

2022.10.03

副産物として超音波式風速計も生まれた、滑空回収型観測気球プロジェクト「ストラトビジョン」

Maker Faire Tokyo 2022の会場にあがっていた白い大きな気球はストラトビジョンの河野さんが開発中の観測気球システムだ。気球の下にはカメラなどの観測機器を載せたパラフォイルがあり、遠隔制御で落下地点まで誘導し、回収する仕組みになっている。河野さんが気球に興味を持ち始めたのは、成層圏気球の放球(打ち上げ)が盛んになった2010年。ネットニュースで米国の中学生が風船を飛ばして地球を撮影した記事を見て、「自分も気球をあげて撮影してみたい」と考えたのがスタートだそう。

Electronics

2022.09.21

「たのしいmicro:bitコンテスト2022」Maker Faire Tokyo 2022にて受賞結果が発表されました!

教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」を使った作品コンテスト「たのしいmicro:bitコンテスト2022」。決勝大会が8月28日(日)にMaker Faire Tokyo 2022のプレイベントとして行われ、9月4日(日)、Maker Faire Tokyo 2022の中で受賞結果発表が行われました。

今年で5回目となる本コンテスト。今回はMicrobit Educational Foundation(Micro:bit教育財団)のご協力をいただき、財団本部からのメッセージもいただきました(メッセージ動画は下の方にあります)。

Other

2022.09.20

コンパクトな入門書の最新版『Raspberry Piをはじめよう 第4版』が発売開始されました

Maker Faire Tokyo 2022会場内で先行販売されていた『Raspberry Piをはじめよう』の第4版が、書店でも発売開始されました。本書は、ハードウェアの概要から、必要な周辺機器、LinuxとPythonプログラミングの基本、GPIO(汎用入出力)の使い方、ウェブカメラの活用、Arduinoとの連携、インターネットからのデータ取得やRaspberry Piをウェブサーバにする方法までを紹介しています。第4版では、Raspberry Pi 4と最新OSであるRaspberry Pi OSに対応。

Other

2022.09.16

“作る” から “作り込む” に変わった時に見えてくるものとは。「パネルディスカッション:モノづくりのためのスタートアップ」— Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #5

2022年9月3日(土)、Maker Faire Tokyo 2022会場のステージにて、パネルディスカッション「モノづくりのためのスタートアップ」が開催された。パネラーには、Maker Faire Tokyoに出展経験がある起業家から、株式会社ICOMA の生駒 崇光さん、株式会社CuboRexの寺嶋 瑞仁さんと嘉数 正人さん、株式会社モリロボの森 啓史さんが登壇。モデレーターにはライターの青山 祐輔さんが参加し、個人のメイカー活動と会社の事業としてのモノづくりの違いや意識の変化について語った。

Fabrication

2022.09.15

7セグメントの数字を物理表示。それぞれの工夫がこらされた驚きの作品 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #4

同じ目的を、異なる方法で実装する展示を見ることがあるのもMaker Faireの楽しみだ。今回は、通常7セグメントのLEDで表される英数字を物理的な方法で示す展示が2つあった。

円盤の回転で数字を表示

毎回新しいアイデアで楽しい展示を見せてくれる「ねくある[NEXT+α]」で採用されていたのは、円盤を回転させる方式。7セグメントの表示を上半分と下半分に分け、1桁ごとに上下4枚ずつ、合計16枚の円盤を使って2桁の数字を表現している。回転の制御にはRaspberry Piが使われていた。

Other

2022.09.13

電卓を演奏するロボット、新聞から予告状を作るマシンなど、思わず見入ってしまうメカ制御の技 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #3

メカニカルに制御されたものが動く様子は見ているだけでも楽しい。ステッピングモータがタイミングベルトを行き来させ、ヘッドを動かすタイプの展示を紹介する。

電卓を叩く

市販されている電卓の中には、音楽を演奏できる機種もあるという。YouTubeなどには「電卓で演奏してみた」動画が多数投稿されている。

そんな中、「GOTO STATEMENT」が開発したのは電卓を演奏するロボット「A-HOGE」である。レールの上を4つのアームが動き、アーム上のユニットがクランクでソレノイドの位置を決めてソレノイドが電卓のキーを叩く。

Fabrication

2022.09.08

全長2.5メートルの巨大変形ロボ「勇者ファイバリオン」をリモートで共同制作。With / Afterコロナの新しいメイカー活動 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #2

2022年9月3日・4日に開催されたMaker Faire Tokyo 2022。会場入口すぐのモビリティゾーンでひときわ目立っていたのが、ロボットサークル「勇者技術研究所」が開発する等身大ロボット「勇者ファイバリオン」だ。ロボットゾーンではなく、モビリティゾーンにブースがあるのは、ビークルに変形できるから。勇者ファイバリオンには搭乗または遠隔で操縦でき、ビークルモードに変形すると1人乗りの4輪オフロードカーとして公道を走れるようになるという。2023年中の完成を目指しており、現在は上半身のみで、顔と左手の動作が可能だ。