Arduino(アルドゥイーノ)は、フィジカルコンピューティングのためのオープンソースのプラットフォーム。安価なハードウェアと使いやすい開発環境を組み合わせて使うことで、電子工作の経験がない人でも容易にインタラクティブなオブジェクトを作る(プロトタイピングする)ことが可能になります。本書では、開発者自らが、Arduinoの背景、ハードウェア、ソフトウェアの基礎を解説し、誰にでもできる簡単なチュートリアルを行います。日本語版ではArduino公式リファレンスを付録として加えました。また、第2版では開発環境のArduino 1.0とハードウェアのArduino Unoへの対応が行われています。
はじめに
1. イントロダクション
対象となる読者
フィジカルコンピューティング
2. Arduinoの流儀
Prototyping(プロトタイピング)
Tinkering(いじくりまわす)
Patching(パッチング)
Circuit Bending(サーキットベンディング)
Keyboard Hacks(キーボードハック)
We Love Junk!(ジャンク大好き!)
Hacking Toys(オモチャをハック)
Collaboration(コラボレーション)
3. Arduinoプラットフォーム
Arduinoのハードウェア
ソフトウェア(IDE)
Arduino IDEのインストール方法
ドライバのインストール:Macintosh編
ドライバのインストール:Windows編
シリアルポートの選択:Macintosh編
シリアルポートの選択:Windows編
4. スケッチ入門
インタラクティブデバイスの解剖学
センサとアクチュエータ
LEDを点滅させる
そのパルメザンを取ってください
Arduinoは止まらない
真のハッカーはコメントを書く
1行ずつのコード解説
作ろうとしているもの
電気って何?
プッシュボタンを使ってLEDをコントロール
このスケッチの仕組み
1つの回路、千のふるまい
5. 高度な入力と出力
いろいろなオンオフ式のセンサ
PWMで明かりをコントロール
プッシュボタンの代わりに光センサを使う
アナログ入力
その他のアナログセンサ
シリアル通信
モータや電球などの駆動
複雑なセンサ
6. クラウドとの会話
計画を立てる
スケッチの作成
回路の組み立て
最後の仕上げ
7. トラブルシューティング
Arduinoボードのテスト
ブレッドボード上の回路をテスト
問題を切り離す
Windowsで起こる問題
オンラインヘルプ
本書で必要な部品の入手先
付録A ブレッドボード
付録B 抵抗器とコンデンサの値の読み方
付録C 回路図の読み方
Arduino公式リファレンス
リファレンス目次
Arduino言語
制御文
基本的な文法
算術演算子
比較演算子
ブール演算子
ビット演算子
複合演算子
データ型
Stringクラス
定数
変数の応用
デジタル入出力関数
アナログ入出力関数
その他の入出力関数
時間に関する関数
数学的な関数
三角関数
乱数に関する関数
外部割り込み
割り込み
シリアル通信
標準ライブラリ
ライブラリの使い方
EEPROM
SoftwareSeral
Stepper
Wire
SPI
Servo
Firmata
LiquidCrystal
Ethernet
Server クラス
Client クラス
索引
訳者あとがき