セッション情報
A-1)Makerフレンドリーな製品をつくる #mct2013a1
- 村松 一治(ローランド ディー.ジー.株式会社)
- 宮本 数人(ローランド ディー.ジー.株式会社)
- 坂巻 匡彦(株式会社コルグ)
- 小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授、f.Laboプロデューサー)
- 久保田 晃弘モデレータ(多摩美術大学教授、ARTSAT、FabLab Shibuya)
パーソナルなデジタル工作機械やネットワークによる情報共有によって、個人のMakerたちがつくる世界がどんどん拡がっています。そんな中、Makerたちが愛するMakerフレンドリーな製品も確かに存在し、その人気が高まっています。ユーザーが各自の使用に合わせてカスタマイズしたり、設計者やデザイナーが予期しなかったクリエイティブな使い方ができる、オープンかつソーシャルな製品の事例を紹介し、これからの製品開発のあり方を議論します。
B-1)Makerのためのスペースとコミュニティ ー 作る、維持する #mct2013b1
- 渡辺 ゆうか(FabLabKamakura,LLC)
- 岩岡 孝太郎(FabCafe Fab Director/Producer)
- 高尾 俊介モデレータ(オライリー・ジャパン)
現在、全国各地にFabLabやハッカースペースといった、個人によるものづくりのためのスペースと、そういった場所に集う人たちのコミュニティが生まれています。このセッションでは、各地の場所やコミュニティの運営に関わる方々と共に、ディスカッションを行います。場所の作り方や、運営について注意すべきことなど、様々な事柄について話し合いながら、よりよい場所づくりとコミュニティを運営するための方法を検討していきます。
C-1)海外事例から学ぶ、大企業とスタートアップそれぞれのMakerビジネス
(特別セッション)#mct2013c1
- Chris Styles(ARM Principal Applications Engineer)
- Eric Pan(Seeed Studio)
- 坪井義浩モデレータ(スイッチサイエンス ともだち)
昨今、Arduinoをはじめとした様々なプロトタイピングツールと、それを販売する多数のディストリビューターが登場しています。このセッションでは、大企業という組織の中でMakerビジネスをはじめた方、またスタートアップを設立してMakerビジネスをはじめた方と一緒に、各人がビジネスをはじめたきっかけを通じて、Makerビジネスのありかたのディスカッションを行います。
A-2)Maker×メーカー #mct2013a2
- 海内 美和(海内工業株式会社)
- 原 雄司(株式会社ケイズデザインラボ)
- 久保田 晃弘(多摩美術大学教授、ARTSAT、FabLab Shibuya)
- 小林 茂モデレータ(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授、f.Laboプロデューサー)
人々の価値観の多様化や製造のグローバル化によって、高品質、高性能を追求して成功してきた日本の製造業のあり方は大きな変革を求められています。このセッションでは、日本でのMakerムーブメントに関わってきた企業の方々と一緒に、「メーカー」と呼ばれる企業が「Maker」と呼ばれる人々と一緒に生み出す、新しい生態系の可能性についてディスカッションします。
B-2)参加者駆動型イベントの未来 ー Makeからニコニコ学会βまで #mct2013b2
- 江渡 浩一郎(ニコニコ学会β実行委員会委員長/独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員)
- よしだ ともふみ(テクノ手芸部)
- 田村 英男(オライリー・ジャパン)
- 城 一裕モデレータ(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師)
同時代的な現象としてのMakeとニコニコ学会βは、参加者駆動型のイベント、という共通点がある一方、例えば空間と時間の使い方のように、そのスタイルに差異を持つコミュニティでもあります。このセッションでは、Makerや野生の研究者と、プロフェッショナルなデザイナーやアーティスト、科学者(と呼ばれる専門家?)とがいかに違うのか、いや、違わないのか、という視点のもと、既存の学会やコミケ、dorkbotといった先行する事例を参照して、似たようで異なる両者の設計思想から、参加者の位置づけ、さらにはお互いへの羨望と不満にいたるまで議論します。
Makerのための新しい教科書を作る #mct2013a3
- 阿部 和広(青山学院大学・津田塾大学非常勤講師)
- ※登壇者調整中
- 城 一裕(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師)
- 久保田 晃弘(多摩美術大学教授、ARTSAT、FabLab Shibuya)
- 小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授、f.Laboプロデューサー)
ソフトウェアやハードウェアなど、それまで別の分野と考えられていた要素を使いこなしてモノを作る方法を学ぶためには、新しい形の教科書が必要です。その内容、形態はどんなものなのでしょうか? このセッションでは、カンファレンス全体のまとめに代えて、次の世代のMakerを育てるために重要な「教育」というテーマについて、日本における取り組みをお聞きした上で「教科書」という切り口からディスカッションを行います。
展示(随時更新)
スポンサー展示
インテル株式会社
Makerたちのものづくりを支援するインテルが、作り手のイマジネーションをかきたてる作品を展示します。今回は、手のひらサイズで驚異的なビジュアルと高性能を実現するPC、インテル(R) NUC を使ったアーティストたちのバラエティー豊かな作品を公開。 展示アーティスト(予定):Rhizomatiks、高橋 隆雄、岩崎 修、森 翔太
株式会社ナカダイ
廃棄物中間処理場であるナカダイには、毎月1,000トンもの廃棄物が搬入されます。今回の展示マテリアルは「自転車のプレス」。皆さんが普段乗っている自転車が、「鉄のリサイクル」として大型の圧縮機でプレスされます。廃棄物処理の現状とその面白さや美しさ、課題、そしてこれからの可能性を是非体感してください。
株式会社ビート・クラフト
ビート・クラフトでは手軽に使える無線通信モジュール(ANT)の展示を行います。無線通信モジュールはiPhone用、パソコン用(USB)、電子工作用(シリアル)があります。それぞれを自由に組み合わせて通信することが可能です。会場では電子工作の作品とiPhoneやパソコンと無線通信をしているデモをお見せする予定です。
株式会社ホットプロシード
パーソナルDIYツール販売の㈱ホットプロシードです。現在好評発売中の3Dプリンタ「Blade-1」を始め、光造形式3Dプリンタ「B9Creator」やレーザー加工機「Blaster」の展示&デモンストレーションを行います。実際にご覧になってものづくりの想像を掻き立ててみませんか。ご来場お待ちしてます。
株式会社スイッチサイエンス
スイッチサイエンスは電子工作用のモジュールを販売するWebショップです。需要が少ない商品でも多品種取り揃えたいという思いから、最近では自社による企画/製造も行っています。今回の展示ブースでは、当社で企画/製造したオリジナル製品の一部やデモの展示に加え、関連商品の販売を行います。