はじめに

モノを作るためには、作るための技術やその材料の性質などを自ら学ぶことが必要です。このことによって、モノを作る人は物事を実践的に理解することができます。また、モノを作る際に避けられない「失敗」を通じて学ぶこと、モノを作る過程で得た知識を共有することなど、これからの世界に必要なマインドセットを身につけることもできます。

地域、世代、ジャンルを超えた「メイカー」が交流する場として「Maker Faire」を日本で運営してきた株式会社オライリー・ジャパンは、Young Maker(学生メイカー)の方々を応援するために、「Young Maker Challenge」を実施します。私たちは本企画によって、学生メイカーの挑戦する気持ち(チャレンジ)をサポートします。

コンテスト概要

「Maker Faire Tokyo 2022」のオンサイト会場(東京ビッグサイト)に出展する学生メイカー、全国各地(2022年度は東北、関西の2エリア)からオンサイト会場に招待される学生メイカー、ネット越しに参加する学生メイカーが、「Maker Faire Tokyo 2022」のオンサイト会場に一同に介し、プロジェクトの展示(Show & Tell)と審査を行います。本企画は、技術レベルの高さのみに限らず、発想のユニークさ、アイデアを形にすることの熱意など、他のコンテストにはない視点からも審査を行います。

参加対象

① Maker Faire Tokyo 2022の「Education(学生・教育機関)」区分の出展者(出展承認と同時に本コンテストにもエントリされることになります)

② 「Maker Meeting for Maker Faire Kyoto」(4月30日開催予定)、「Sendai Micro Maker Faire 2022」(6月25日開催予定)に参加したEducation区分の出展者から、それぞれ東北、関西代表として1組を選考し、Maker Faire Tokyo 2022に招待。交通費、宿泊費などの出展に必要な費用は本企画にてサポートします(上限あり)*。

* =出展者1組あたり最大学生4名まで。

③「北海道」「中部*」「中国・四国」「九州・沖縄」エリアから、Maker Faire Tokyo 2022のEducation区分で「オンライン出展」を申し込んでいただき選考を通過した各エリアの出展者(4組)は、それぞれの学校(または活動拠点)からネットを介して出展し、来場者や他の出展者とモニター越しにコミュニケーションを行います**。オンライン出展にあたって、オンサイト会場(東京ビッグサイト)で必要な機材(モニタ、コンピュータ、ウェブカメラ)、ネットワークは主催者が用意します。

*=新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
**=オンライン出展の詳しい申し込み方法については、5月下旬にこのページにて公開いたします。

2022年7月追記:諸事情により、本年の「Young Maker Challenge 2022」では、東京ビッグサイトへの招待は関西からのみ行い、オンライン出展については実施を見合わせることとなりました。当初発表した企画からの変更についてお詫びいたします。

賞について

・ベストチャレンジ賞(仮、最優秀賞に該当、1組):賞金100,000円
・ベスト◯◯◯◯賞*(仮、優秀賞に該当、3組):賞金30,000円

* =ベストプログラミング賞、ベストクラフト賞など、その作品に適切な賞を審査員の方々がその場で考案します。

審査員

久保田 晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科教授)
石川 大樹(デイリーポータルZ)
ギャル電

審査方法

「Maker Faire Tokyo 2022」のオンサイト会場に(オンライン出展も含めて)すべて揃った学生メイカーのそれぞれの作品(プロジェクト)を、会期中に審査します。

授賞式

日時:2022年9月4日(日)15:00-16:00(予定)
会場:「Maker Faire Tokyo 2022」メインステージ(オンラインでも配信予定)

主催・問い合わせ先

主催:株式会社オライリー・ジャパン
問い合わせ先:info@makejapan.org