成安造形大学「魚道アートプロジェクト」の活動内容と成果物を紹介します。鋼製魚道としての機能と芸術性を併せ持つ作品制作において、芸術系の私たちと博物館の研究者が協議して取り組みました。その際、アイデアを素早く形にするためレーザー加工機を活用して試作に取り組みました。武庫川水系下流域に設置した鋼製魚道の制作・設置のドキュメントや、鋼製魚道 Ver 1.3の実物の一部とミニチュア模型を展示します。

プロフィール

成安造形大学における「魚道アートプロジェクト」の活動を紹介します。この活動は、武庫川水系河川整備計画における魚類、とくに天然鮎の遡上を促すための鋼製魚道の制作を、兵庫県立人と自然の博物館と協力して取り組むものです。制作する魚道は、分解・組立が容易で市民参加型で設置ができ、周辺の景観に配慮した芸術性のある作品を目指すことで、河川におけるアートとしての可能性と生態系の改善を併せて推進する試みです。