Processingは、イメージ、アニメーション、インタラクティブなグラフィックスをプログラムするためのオープンソースのプログラミング言語です。紙にスケッチするように、すぐに結果が確認できることから、プログラミング入門としても優れています。開発者自らが執筆した本書では、シンプルな図形の描画にはじまり、変形、インタラクティブな動き、関数やオブジェクトを使ったプログラム、さらにArduinoを使ってセンサーのデータを可視化する方法まで、わかりやすく順を追って解説します。日本語版ではクイックリファレンスとAndroidプログラミングに関する解説を加えました。Processing 2.0対応。
はじめに
1. ようこそProcessingへ
スケッチングとプロトタイピング
柔軟性
巨匠たち
家系図
コミュニティ
2. コードを書いてみよう
最初のプログラム
実行と停止
スケッチの管理
シェアしよう
例とリファレンス
3. 描く
基本的な図形
描画の順序
図形の性質
色
形を作る
コメント
Robot 1: Draw
4. 変数
変数の作成
変数の処理
変数の計算
繰り返し
Robot 2: Variables
5. 反応
追いかける
マッピング
クリック
カーソルの位置
キーボードからの入力
Robot 3: Responce
6. メディア
画像
フォント
ベクタ画像
Robot 4: Media
7. 動き
スピードと方向
2点間の移動
乱数
タイマー
円運動
移動、回転、拡大、縮小
Robot 5: Motion
8. 関数
関数の基礎
関数を作る
値を返す
Robot 6: Functions
9. オブジェクト
クラスとオブジェクト
Robot 7: Objects
10. 配列
配列の作り方
配列と繰り返し
Robot 8: Arreys
11. 拡張
3D
画像の書き出し
Arduinoへようこそ
コミュニティ
付録A コーディングの心得
付録B Androidプログラミング
Processingクイックリファレンス
基本的な関数
スケッチの情報
変数のスコープ
データ型
値の変換
演算の優先順位
算術関数
三角関数
乱数
文字列の処理
条件分岐と繰り返し
2次元図形
バーテックス
座標変換
色
描画時の属性
画像
ベクタ画像
文字の出力
フレームの保存
マウス
キーボード
コンソール出力
索引
訳者あとがき