ねじれ男のカード織り
ねじれ男のねじれないカード織り
ねじれ男のねじれないカード織りの画像

カードを道具として使う「カード織り」はカードを回転させることによって縦糸をねじって模様を織り進んでいきます。長く・幅広く・色数を多くしていくにつれて、ねじれの制約から格段に難しくなります。簡単な構造の織り機があれば理解が進むはずです。そこで木枠を工夫して、可変長の織り機を作成しました。さらに滞留するねじれを解消するように、魚釣りの道具を組み込んでいます。これで古代からの美しさの訳に気づくでしょう。

[PROFILE]
布に織り込まれる繰り返し模様にはさまざまな要素が潜んでいます。布を作っている糸。糸を作っている繊維。暗号に近い織り方の技法。数年前のMaker Faire Tokyoで「カード織り」に出会いました。それ以来テキスタイルにはさほど興味がなかった私がどんどん引き込まれて行きました。朝顔のつるのからみ方も、DNAの2重らせん構造も、私の心も、みんな美しくねじれているのです。

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