プログラム

9/3(土)のStageのタイムテーブル

13:00 13:20

特別講演:(ほぼ)ものを買わないものづくり

久保田晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科 教授)

メイカームーブメントの根底にはずっと「つくれるものは(なるべく)買わない」という精神があった。それは、過剰な生産と無意味な消費のために欲望と自意識を肥大化させる、商業主義のジレンマに対するささやかな、しかし必然的な見直しでもある。新しいものを購入するよりも、すでにあるものをなるべく使うものづくり。持続して欲しい社会を実現するために、ホモ・ファーベルの「Remake:」について考えてみたい。

13:30 13:50

FUTURE LIFE FACTORYブース紹介

FUTURE LIFE FACTORY (パナソニック):井上 隆司、小川 慧、鈴木 慶太

パナソニックのデザインスタジオ、FUTURE LIFE FACTORYが、今取り組んでいる未来に向けた様々なプロトタイプを展示します。身近な生活の中、ARやVRが当たり前の世界、メイカーズを助けるプラットフォームのアイデアなど、それが生まれた背景やプロトタイプに込めた思いをメンバーから紹介します。

14:00 14:20

自宅で粒子加速器を作ろう

自宅で粒子加速器を自作する

「私は自分に作れないものは理解できない」とは物理学者ファインマンの言葉ですが、うっかり素粒子理論を専攻してしまい加速器に触れられなかった本講演者は、初期の論文を頼りにサイクロトロン型加速器を自宅アパートで作り始めました。この計画の始まりから現在までの7年を、技術的な点はもちろん、Maker Faire、テレビドラマ撮影協力、そして高専の育成事業など、思わぬ展開も含めてお話しさせていただきます。

14:20 14:30

SPRESENSEではじめるローパワーエッジAI

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社

「SPRESENSE™」は、ソニーが独自開発したIoT向けセンシングプロセッサーを搭載した開発ボードです。省電力で高い計算能力と豊富なセンシング機能を備えており、「ニューラルネットワークコンソール」と組合わせれば、電力の限られる環境下においてもエッジAIを動作させることができます。小型で発熱も少なく信頼性が高いのも大きな特徴です。ソーラーパネル等と組み合わせて今までにないスマート端末を実現してみませんか?

14:30 14:50

自律分散制御のヤスデ型歩行ロボット

あるつく宮城

ヤスデとムカデは多足類に分類され、脚が多い節足動物で、歩行に伴って脚が波のように動きます。ムカデは、歩行に伴って脚に前進波が見られます。16個の体節・32本の脚で前進波を伴って直進する歩行ロボットをArduinoでつくりました。

15:00 15:20

Empower Future Engineers! 未来のエンジニアを育てるアイロボットのSTEM教育

竹迫大祐(アイロボットジャパン 新規事業開発室 デベロップメントマネージャー)

ロボット掃除機ルンバでお馴染みのアイロボットが手掛けるSTEM教育は10年以上の歴史があります。最近ではルンバの動きをプログラミングすることのできるロボットRootを発売し、教育市場にも参入しました。ロボット専業メーカが考えるこれからのプログラミング教育をRootのデモンストレーションとともにご紹介します。お手元に「iRobot Coding」アプリをダウンロードの上、ぜひご参加ください。

15:30 16:10

パネルディスカッション:「雑にやることが世界を変えるかもしれない」

ギャル電
藤原 麻里菜(無駄づくり)
阿部 和広(青山学院大学大学院社会情報学研究科特任教授)
モデレーター:石川 大樹(ヘボコン主催者、デイリーポータルZ)

昨年、電子工作ギャルユニットのギャル電と、「無駄づくり」をコンセプトに活動する藤原麻里菜さんが電子工作本を出版しました。専門教育を原点とせず見よう見まねの技術で作品を量産してきた、ストリートの電子工作家たちです。さらに学生や子供たちを導いてきた阿部和広先生もお招きし、「電子工作を雑にやること」「雑にやってきた人が導く側に立つこと」をテーマに話し合います。モデレーターは、ヘボコン主催の石川大樹です。

16:20 16:40

ブータンの大学でのファブラボの活用紹介

CST-JICA FabLab Project in Bhutan

FabLab CSTの活動紹介と2023年に開催されるブータンでのFabLab世界会議「FAB18」をご案内します。現在、JICAの支援の一環としてブータン王国の大学College of Science and Technologyにファブラボを設立しています。Maker Faire Tokyoに合わせて同大学の教員陣が来日してFabLab CSTでの取り組みを紹介します。

16:50 17:30

パネルディスカッション:モノづくりのためのスタートアップという選択肢

生駒 崇光(株式会社ICOMA)
寺嶋 瑞仁、嘉数 正人(株式会社CuboRex)
森 啓史(株式会社モリロボ)
モデレーター:青山 祐輔(ライター)

メイカーのなかには、Maker Faire Tokyoへの参加を契機に起業した方もいます。IT業界ではスタートアップや、それを支援する環境などが整備されていますが、ハードウェアにおいてはまた違った難しさがあります。本パネルディスカッションでは、Maker Faire Tokyoに出展経験があり、モノづくりを目的に起業された方をパネラーに迎え、会社を興すにいたった経緯、その背景と課題、先の展望などを共有していただき、モノづくりにおける起業という選択肢について皆と考えることを目指します。

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