奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター
Nara National Research Institute for Cultural Properties
- ひかり拓本
- Optical Rubbing
奈良文化財研究所では、石碑に書かれた文字や発掘された遺物を観察するため、撮影対象の表面の凹凸に斜め方向から光を当ててできた影だけを簡単に抽出・合成する画像処理技術を開発しました。この技術は石碑だけではなく、鉄器の微細な罅や木器の腐食なども、1分もかからず簡単に画像化できます。この技術を文化財だけではなく、教育現場やモノづくりの現場など幅広く活用してもらうためにスマートフォンアプリ化し、公開しました。
https://fb.watch/iw5WO_vsAK/
プロフィール
奈良文化財研究所は、文化財の宝庫奈良の地で、多彩な専門分野の研究者が実物に即した文化財の総合研究をおこない、その研究成果を文化財の保護行政に役立てることを目的として、昭和27年に設立されました。その中でも、埋蔵文化財センター遺跡・調査技術研究室では、開発や風化、保存など埋蔵文化財のさまざまな問題に対処する調査研究や技術開発などに取り組んでいます。