2008.07.08
独立記念日企画 – 何がアメリカをスゴイところにしているのか?
アメリカ独立記念日の特別企画として、Makeブログの寄稿者にアメリカのスゴイところは何かを尋ねたところ、こんな意見が寄せられた。
Marc –
アメリカのスゴイところ? そりゃもちろん…… Jell-O(家庭用ゼリーミックス)だよ!
ここに、Jell-Oがアメリカの偉大なる発明品である理由とプロジェクトのトップ10を並べておこう。
- Jell-Oで作ったサンフランシスコ
- 虹のJell-O
- Jell-O Shots(カフェイン入りJell-O飲料)
- ホッチキス入りJell-O
- Jell-O Shots(アルコール入り JERRO 飲料)
- Jell-O – Inside a banana(バナナの中に JELLO)
- The Jell-O Museum
- Jell-O関連のFlickr Photo Pool
- Jell-Oで作る臓器
- 山ほどJell-Oレシピ
Jonah –
Becky –
ストローベリー・ルバーブ・パイ。
Joy of Cookingのレシピより。アメリカ伝統の味です。
Patti –
『American Gods』(Neil Gaiman著)という本の中に、こんな一節があります。彼が言うところのパワーのある場所に、他の国々では寺院や聖堂やストーンサークルなどが作られるが、アメリカではそうした場所には客寄せの娯楽施設ができる。私は、この国のスゴイところは何かを考えたとき、伝統がないという点だと気づいて驚きました。文化の底の浅いところは悪い点だと言えますが、逆に良い点は、自分の考えや思いつきを、何事にもとらわれない自由で突飛な形で発表できることです。私は寺院や聖堂も好きですが、House on the Rockみたいなのも大好きです。
Brian –
ここは驚きの国。土や岩や水の中に奇妙なものが流れている。土の上に立ち、岩をよじ登り、水を飲めば、何か新しいものに挑戦したいという衝動に駆られる。
Gareth –
「離れなければ恋しくならない」ということわざがあるけど、ボクもアメリカを離れてみて、その本当の良さが見えるようになり、すばらしいと思うようになれた。それは、この国の国民性とも言える自力で頑張るパイオニア精神と、無限の可能性を信じる精神、”チャンスの国”という考え方が合体したものだ。こうした精神には、オーディション番組『アメリカンアイドル』などに見られるように、「なんでもできる」という妄想を生み出す不幸な一面もある。学校でアンケートをとると、圧倒的多数の子供たちが、将来の夢は有名人や大富豪になることと答える。しかし、ほとんど夢想に近い理想主義と、努力と革新的な思考と確固たる信念が合わされば、そこに……、そうそこにアメリカができる。
Collin –
文化的多様性! 音楽からマクラメまで、この国の文化の幅広さは爆発的。私の住んでいるところから、歩いて20分以内でポーランド式ダンスクラブにも、メキシコ人のパン屋さんにも、イタリア街のお祭りにも行けるんだから。
Phil –
アメリカは、ボクにとって、努力さえすれば誰でも何でも好きなことができる国だ。起業家でも、会社経営者でも、ホビイストでも、職人でも、みな同じ。ボクたちには、考え出して、作って、成功する、または派手に失敗する自由がある。運がよければ、そのすべてを存分にすることも可能だ。そうなればもっと楽しい。
あ、それから、タイムズスクエアのチーズの彫刻。
Makerのみなさん、アメリカのスゴイところをコメントに書いてね。とくに面白い意見には、Maker Shed Storeからすばらしい賞品を差し上げます!(日本語版編注:原文のコメント欄を参照してください)
– Phillip Torrone
訳者から:ボクから見たアメリカは、とんでもなくひどい戦争をやらかしたり、独善的に世界経済を混させたりする一方で、環境や人権の保護に関わる一般の人たちの意識や行動力にも、同じぐらいのパワーがある国って感じかな。
[原文]