Fabrication

2024.10.01

軽トラの荷台の工房、独特の美しさがある太ノズル、セラミック3Dプリンター、そして多色造形の日本地図まで、より多彩にディープになった3Dプリンターの世界 ― Maker Faire Tokyo 2024 会場レポート #3

3Dプリンターはメイカー活動の便利な道具としてすっかり浸透している。そんな中で、3Dプリンターで独特の使い道を追求していた展示を紹介したい。

トラックの荷台に工房を作る

色とりどりのパネルで作られた外壁は3Dプリンター製

Tsukasa-3D(C-02-01)氏は移動する工房を作ることにした。軽トラックの荷台に3Dプリンターで小屋を組み立て、中には3Dプリンターを入れている。外装はすべて3Dプリンターで出力した。1つひとつのパネルは中空で、中に断熱材を入れている。

Fabrication

2023.11.08

ファブラボ品川の3Dプリンターで自作する暮らしをより良くする道具(自助具)とそれを広げるプラットフォーム「COCRE HUB」 ― Maker Faire Tokyo 2023 会場レポート #4

Maker Faire Tokyo 2023のファブラボ品川のブースでは3Dプリンターで作られた生活に役立つ道具を展示していた。さまざまな形をしたカラフルなアイテムに来場者は興味深々だ。一見しただけでは使い方がわからず、つい足を止めて手に取りたくなる。

さまざまな形状の自助具たち。どうやって使うのか、思わず説明に見入ってしまう

ファブラボ品川では、2018年の設立当時から3Dプリンターで自助具を作る活動に取り組んでいる。自助具とは、ケガや病気、加齢などで身体能力が弱ってしまった人の日常生活の助けとなる道具のこと。

Crafts

2022.11.14

おとでん通信 #21|今日もDMM.make AKIBAは元気に営業しています!(後編)— スタートアップ支援に始まり、趣味のユーザーまで変化・拡大するユーザー層と今後の展開

こんにちは、乙女電芸部です。秋晴れが気持ちよく関東ではちらほら紅葉も見えてきましたね! 前回に引き続き乙女電芸部が拠点としているDMM.make AKIBAを特集します。今回はコミュニティマネージャーさんとテックスタッフさんにインタビューをして、AKIBAの今をさらに深堀りしていきます。

左から生田さん、山口さん、鈴木さん

今回インタビューに答えてくれたのはコミュニティマネージャーの生田さん、テックスタッフリーダーの山口さん、テックスタッフの鈴木さんの3人です。

Fabrication

2022.09.15

7セグメントの数字を物理表示。それぞれの工夫がこらされた驚きの作品 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #4

同じ目的を、異なる方法で実装する展示を見ることがあるのもMaker Faireの楽しみだ。今回は、通常7セグメントのLEDで表される英数字を物理的な方法で示す展示が2つあった。

円盤の回転で数字を表示

毎回新しいアイデアで楽しい展示を見せてくれる「ねくある[NEXT+α]」で採用されていたのは、円盤を回転させる方式。7セグメントの表示を上半分と下半分に分け、1桁ごとに上下4枚ずつ、合計16枚の円盤を使って2桁の数字を表現している。回転の制御にはRaspberry Piが使われていた。

Fabrication

2022.09.08

全長2.5メートルの巨大変形ロボ「勇者ファイバリオン」をリモートで共同制作。With / Afterコロナの新しいメイカー活動 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #2

2022年9月3日・4日に開催されたMaker Faire Tokyo 2022。会場入口すぐのモビリティゾーンでひときわ目立っていたのが、ロボットサークル「勇者技術研究所」が開発する等身大ロボット「勇者ファイバリオン」だ。ロボットゾーンではなく、モビリティゾーンにブースがあるのは、ビークルに変形できるから。勇者ファイバリオンには搭乗または遠隔で操縦でき、ビークルモードに変形すると1人乗りの4輪オフロードカーとして公道を走れるようになるという。2023年中の完成を目指しており、現在は上半身のみで、顔と左手の動作が可能だ。

Crafts

2022.08.30

おとでん通信 #19|Maker Faire Tokyoのあとに寄ってみよう! 小学生から大人まで楽しめる“図工室”も備えたPanasonicセンターAkeruE(アケルエ)

こんにちは、乙女電芸部です。いよいよ今週末はMaker Faire Tokyo 2022。前回(#18)紹介した「光るマイクロバッグ」ワークショップの準備に勤しんでいます! Maker Faire Tokyo 2022に来場する皆さんに、ぜひあわせて訪れてほしい場所があるので取材させていただきました。2021年に有明にオープンしたミュージアム「AkeruE(アケルエ)」です。

案内をしてくださった株式会社ロフトワークの越本さん

AkeruEは、テクノロジーやアートに触れながら、自分でもクリエイティブなものづくりができる体験型ミュージアム。

Fabrication

2022.08.19

[Maker Faire Tokyo 2022]注目出展者紹介 #3 ― “足回りの弱さ”を克服したオフロード仕様のロボットやクローラーモジュールを開発するCuboRex

株式会社CuboRexは、田畑や建築現場など舗装されていない道路の走行に対応した電動アシストタイヤやクローラーを開発しているハードウェアスタートアップだ。

機器やロボットに取り付けられるテスト開発用電動クローラユニット「CuGo」、手持ちの一輪車に取り付けて電動アシスト化できる「E-Cat Kit」、4輪の自動搬送ロボットを開発・販売するほか、さまざまな企業との協業で不整地向けロボットの共同開発に取り組んでいる。

Fabrication

2022.08.10

[Maker Faire Tokyo 2022]注目出展者紹介 #2 ― 非常用バッテリーとしても使える、ICOMAの「タタメルバイク」は “家の中に入り込む” 電動バイク

株式会社ICOMAの「タタメルバイク」は、ハンドルとタイヤをたたむとトランクケースのような箱型になる、ポータブル電源付きの折りたたみバイクだ。コンパクトでデスク下にも収まり、非常時にはUSBバッテリーとしても使える。バイク置き場が自宅や職場になく、バイクをあきらめていた人はもちろん、その見た目のユニークさから、バイクに興味がなかった人からも関心を集めている。

フロントは10インチのホイールで一般的な原付スクーターと同様のタイヤを搭載、リアサスペンションも装備し、安定した乗り心地。

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