2008.09.25
Arduino 12 リリース
ArduinoソフトウェアIDEのVersion 12が公開された。すごーく長い更新履歴付き。-
- ボードメニューにArduino Nanoを追加。
- Arduino Pro or Pro Mini(8MHz)をボードメニューに追加。
- Hans SteinerらによるFirmataライブラリを追加。これは、コンピューター上のソフトウェアとの通信を行うための標準プロトコルを提供するものです。
- Arduino Ethernet Shieldで使用するためのEthernetライブラリを追加。
- Jim Studtの作品をベースにしたServoライブラリを追加。
- プレイグラウンドに寄せられた作品をベースにしたLiquidCrystalライブラリを追加。4および8ビットモードに対応します。
- millis()を改良。9時間でオーバーフローしていたところが49時間まで延びました。ただし、処理パワーを少々多く消費します。
- Stepperライブラリの方向逆転バグを解消。(Wayne Holderの協力に感謝します)
- #include <WProgram.h>の挿入場所を、メインのスケッチファイル内のあらゆるコメントまたは#include宣言の後ろに変更。これにより、#include <stdlib.h>がちゃんと機能するようになりました。
- avr-gcc(4.3.0)およびavr-libc(1.6)を新しいバージョンに更新。これにより、より新しいAtmelチップに対応できるようになりました。しかし、スケッチのサイズが大きくなる可能性があります。
- 環境設定によるボード別のアップロードの定義が可能になりました。ブートローダーからあるボードへ、プログラマーから別のボードへといったアップロード方法が可能になります。
- Wireライブラリの一部の関数の戻り値を追加し、エラーハンドリングを改善しました。
- random()を長い値に対応できるよう改善しました。
- 抽象型基底クラス、Printを新設。Serial、SoftwareSerial、LiquidCrystalでprint()およびprintln()のコードを共有できるようになりました。
- Ladyadaが行ったwatchdog timerの改良をブートローダーのソースに取り入れました。ただし、これらをProおよびPro Miniを使ってコンパイルする場合のみの対応です(SparkFunのボードに焼き込まれたブートローダーに、それらがすでに含まれているからです)。
– リリースノート(英語)とダウンロード
Make: Arduino
– Collin Cunningham
[原文]