2008.09.10
形を変えるプログラム可能な物体
インテルはプログラマブル・マターを公開した。 Fabbalooより。
木曜日、Intel Developer Forum(IDF:インテル開発者フォーラム)の最終キーノート演説において、インテルの技術主任、Justin Rattnerは、プログラマブル・マター(プログラム可能な物体)に関連するいくつかの研究を紹介した。インテルが信じることは40年以内に実用化されると、冗談めかして観衆に訴えかけた。
彼の説明によれば、プログラマブル・マターとは、処理能力を持ち光電池で発電する小さなガラス球のまわりを回転することで、小さな回路を作り出すというもの。そのひとつの単位はCatomと呼ばれ、静電気によって相互的に連動する。
Rattnerは水曜、ZDNetアジアのインタビューに答えて「プログラマブル・マターの概念は”デジタル印刷の究極の形”と考えることができます」と語っている。「文字通り、想像したとおりの物体を作ることができて、しかも印刷コマンドをひとつ叩くだけで、マターはその形になるのです」
「故アーサー C.クラーク(著名なイギリス人作家にして発明家)は、「十分に発達した技術はみな、魔法と見分けが付かなくなる」というすばらしい言葉を残しました。プログラマブル・マターは、まさにそれです。魔法と見まごうばかりに発達した技術なのです」