Electronics

2009.03.27

ArduinoとWindowsのソフトをつなぐGobetwino

Text by kanai

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Arduino Blogに、Mikael MoerupのGobetwinoソフトウェアに関する情報が掲載された。ArduinoとWindowsプログラムをつなぐ基本的なプロキシだ(シリアル接続デバイスにも使えるけど)。付属のコマンドテンプレートを使うことで、次のようなことを可能にするスケッチを自分で書けるようになる。

  • PCでプログラムを起動させる。プログラムを起動し、終了するまで待ち、終了したらArduinoに知らせる。
  • ArduinoからWindowsプログラムにデータを送信。キーボードから入力したような感覚で送れる。
  • 電子メールを送信。ファイルの添付も可能。
  • インターネットからファイルをダウンロード。
  • ファイルを読んでArduinoにデータを戻す。
  • Arduinoからのデータをログファイルに残す。タイムスタンプの追加も可能。
  • POP3メールボックスを定期的にチェックして受信メールを確認。メールからArduinoに命令を送信。
  • PCから時刻を取得。
  • PCからデータを取得。
  • ホストまたはIPアドレスをPing。
  • PCのファイルをコピー。

これらのコマンドを組み合わせることで、こんなことが可能になります。

  • 直接、または関連ファイル形式からPCのプログラムを起動。
  • Excelを起動して、Arduinoからのデータを直接Excelのシートに送り、シートを保存して、電子メールで送る。この間、PCには、一切、手を触れる必要がない。
  • POP3メールボックスにメールを送信し、メールの内容に応じた動作をArduinoにさせる。
  • PCのCSVファイルに、直接、ログデータを送り、それをスプレッドシートやデータベースで使えるようにする。
  • インターネットからファイルをダウンロードして、そこから特定のデータを抽出するようArduinoから命令させる。

このソフトウェアはフリーソフトだ。説明書とサンプルのスケッチ、それにソースが含まれている。とりあえず、このサイトへ行ってみよう。
– Collin Cunningham
原文