Electronics

2010.08.25

サーモグラフィカメラで電子レンジを解析

Text by kanai

microwave_hot_spots.jpg
thermal_camera_target.jpg
たぶんみんな電子レンジには熱くなる場所とそうでない場所があることに気づいているだろう(だからくるくる回る皿がついていたりする)。しかし、それがどんな形で分布しているか、見たいと思ったことはない? Robots & Dinosaursの連中も同じことを感じていたようだ。彼らはそれを調べる実験を行った。
空間の電磁波を調べる方法は非常に難しいのだが、幸い、彼らにはサーモグラフィカメラがあった。熱い場所の映像を撮影するために、湿った紙を電子レンジに入れて、そこにカメラの照準を合わせた。電子レンジのスイッチを入れると、(庫内の定常波によって)熱くなる場所と、そうでない場所が紙の上にできる。それをサーモグラフィカメラで撮影するのだ。頭いい。
この結果を実際に活かすのは難しい。庫内のどこがいちばん温まるのかを知っておくとよさそうだが、入れる物によって熱くなる場所が大きく変化してしまう。それでも、温まり方にムラがあることが証明されて、気持ちがいい。
– Matt Mets
原文